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ハバナ市内の交通事情

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乗り物好きがワクワクさせられる国キューバ。特にハバナ市内には様々なクルマが走っており、クラシックカーのタクシーや自転車タクシー、連結バスなど移動時に実際に乗ることもできて楽しい。

 

タクシー

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クラシックカーの多くが個人タクシーとして街中で活躍している。遠目からはわからなくても近づくとフロントガラスの内側に「TAXI」などと書かれているはずだ。メーターは付いていない場合がほとんどなので、行き先を言って事前に料金を確認する。
黄色い車体の現代車のタクシーも走っている。乗り心地は確実にこちらのほうがいい。

料金はタクシーの種類によって大きく変わるが、新市街から旧市街でCUC5(625円)など。交渉すると少し下がるので、ホテルやカーサ・パルティクラルの人に相場を聞いておき、高いと思ったら言い値を必ず言ってみよう。

大通りには乗り合いタクシーも多く走っている。
後部座席3人、運転席横に2人の5人乗りになっているものが多く、空席があると通りに立ってタクシー待ちしている人の近くに低速で近づいてくる。
基本的にはその通りをまっすぐ走っていくので、目的地や目的地近くの交差する通りの名前などを言ってそこまで行くかどうか確認し乗る。直進ではなく交差点で曲がる場合には運転手が窓から腕を出し、どっち方向に向かうか示してくれる。

地図が頭に入っていないと使いにくいが、場所によっては空車タクシーがまったく捕まらない場合もあるので、その時には勇気をだしてトライしてみよう。料金は距離によるが、CUP10(50円)やCUP20(100円)など、通常のタクシーよりかなり安めだ。


観光用二階建てバス

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ハバナ市内の観光に非常に便利なのが、一日乗り降りし放題のこの観光用二階建てバス「ハバナ・バス・ツアー」。始発点はセントラル公園で、T1ルートT3ルートの2路線がある。

料金はCUC5(625円)で、バスに乗ってすぐのところにいるスタッフにお金を払うと日付入りのチケットを渡してくれる。始発点以外のバス停で乗ってチケットを買うこともできる。席は自由なのでオープンな二階でもいいし、暑さが厳しい時期なら一階で。

T1ルートは旧市街・革命広場・新市街をぐるりまわる。
バスから眺めているだけでも結構楽しめるし、走行中はスタッフが英語とスペイン語でガイドをしてくれるので、気になる場所があれば降りて観光してみよう。

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T3ルートは運河の下のトンネルを走り、対岸のカバーニャ要塞やホテルをまわる。ただ対岸の観光地をバスで巡回してくれるわけではなく結局歩いてまわる羽目になるので、ホテルがT3ルート上にあるのでなければ、タクシーを使っていくほうが時間も無駄にならず楽かもしれない。


ココタクシー

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丸みを帯びたキュートな外観のココタクシー。バイクタクシーのような感じだが、後部座席に2~3人が座ることができる。

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料金はタクシー並で安くはないのだが、開放感もあり、革命広場と旧市街の間などを走ると、風も気持よく街の雰囲気も体感できて楽しい。

値段交渉は必ず行うこと。


路線バス

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一回乗車でCUP1(5円)と非常に安いので、乗れるようになると市内移動コストは大きく抑えることができる。人民ペソ(CUP)を持っていない場合は、CUC0.05(6円)でも問題ないが、混み合っているバスでお釣りをもらうのは結構大変なので(車掌が後の乗客から直接運賃を受取り、たまったところで渡してくれる)、小銭を用意してから乗ろう。

外国人旅行者にとってもわかりやすいのは、「P」で始まる路線番号の連結バス「カメーヨ(らくだの意味)」だ。主に市内幹線を走っており、旧市街からベダード地区やミラマール地区に行く時に使うことができる。P1(ミラマール地区からベダード地区、ナシオナル・デ・クーバ近くに向かう時)やP5(ベダード地区から旧市街、鉄道駅に向かうとき)、P2(ベダード地区から革命広場に向かい、さらにかなり遠方にあるヘミングウェイ博物館まで)あたり乗りこなせるとハバナ滞在の移動費はかなり安くなるはずだ。

キューバ人は親切な人が多いので、バス停で「旧市街に行きたい」「革命広場に行きたい」などと聞けば路線番号を教えてくれる。バスに乗り込んだら車掌さんにも同じ旨伝えておこう。近くに立っていれば、降りるバス停で教えてくれるはずだ。

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車内はかなり混み合っているが、高齢者には席を譲り、乗車時も女性優先してくれるなどマナーは守られている。大きなバッグを抱えていると座っている人が「持ってあげるよ」と声をかけてくることも。賑やかな音楽がガンガンかかり、キューバ人の日常生活を垣間見ることもできる貴重な空間だ。

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外国人にとってもう少し乗りやすいのは、「TAXI RUTERO」などと書かれたルートタクシー。タクシーという名前になっているがマイクロバスで、路線バスのようにぎゅーぎゅー詰めではなく座って目的地まで行けるので楽。

●連結バス「カメーリョ」の路線マップ


自転車タクシーや馬車

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旧市街中心に多くの自転車タクシー「ビシタクシー」が走っており、地元キューバ人たちもよく使っている。値段は行き先次第で、交渉が必要。

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セントラル公園周辺には観光客用の馬車も多く停まっていて・・・ちょっと周辺に臭いが漂っている。



記事作成日:/最終更新日:2015年04月17日

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