日帰りビニャーレス渓谷バスツアーに参加
キューバ上陸後最初の週末となった土曜日、日帰りビニャーレス渓谷バスツアーに参加した。
本当は金曜日に路線バスか何かに乗ってビニャーレスに行き、ひとりで観光して帰ってくる予定だったのだが、地球の歩き方にも行き方は乗っておらず、インターネットを使える場所は限られ公共交通機関を調べることができず、カーサ・パルティクラルの人に聞いても「ホテル内の旅行会社で日帰りバスツアーを申し込むのが一番」としか教えてもらえなかったので断念した。
ここまでインターネット利用ができないとわかっていれば、もっとキューバ内での移動方法を日本にいた時に調べておくべきだった。
まあロンリープラネットなど英語ガイド本を買ってくればよかっただけの話なんだけど、荷物も増やしたくないしで・・・。
ただバスツアーにして正解。
世界遺産に登録されたビニャーレス渓谷だけでなく、ラム酒工場や洞窟ボート遊覧、ハマキ生産農家見学など盛り沢山。
参加者はカナダとドイツからの旅行者がほとんどで、それにイギリスやフランスからの人が加わっており、年配ご夫婦が大半だった。ひとり参加だったのは自分とフランス人の男性だけ。
他の参加者ともほとんど交流していないので、ひとり好きなのかなと思っていたら、実は自分以上に英語が不得意な人だった。フランス人だから当然なんだけど、確かにこれではジョークもがんがん飛ばしながら盛り上がっている他の参加者の会話には入れない。
でもおかげでランチの時にちょっとお話ができた。
「やっぱり旅行はひとりじゃなくちゃ。そうでなけれりゃ、最初から最後まで風景みながらフランス語でしゃべって終わっちゃうよ」と。今回はスペイン語の勉強も兼ねてやってきてるそうで、ひとりだからこそスペイン語で地元の人と話ができるのだと語っていた。ほんと確かにそう。ひとりだからこそのメリットはある。
会話にはちょっとしか加われなかったものの、他の参加者の話を聞いているだけでも面白かった。
洞窟では、しばらく歩いた後にボートに乗るのだが、そのボート乗り場が大渋滞で、長い列がなかなか動かない。暗くて狭い洞窟の中、先頭の場所すら見えないシチュエーションはイラッとする人がでてもおかしくないのだが、バスツアー参加者達は、他の参加者との交流の機会として楽しんでいる人も多かった。
「通勤ラッシュのバスだってこんな並ばないよ」
「君の国は幸せだ。うちらの地下鉄はこんなもんじゃない」
「それにしても進まないなあ」
「セキュリティチェックやってるんだろ。最近テロ多いし」
「ロンドンと一緒にするな」
的な会話がぽんぽん飛び交い、どっと笑いが起こる。
「東京はまだ気温10度くらいで寒い」
というと、すかさずカナダ人から「マイナス10度じゃなきゃ寒いとは言えない」なんて突っ込みも入る。
英語がちゃんと話せたら、こんな輪にもコンプレックスなく自然に入れるのかなあと思うと、今更だけどちゃんと勉強したくもなる。まあ言葉の問題より、コミュニケーション能力の低さが課題なんだけどね、自分の場合。
ちなみにこのバスツアーは、ランチ込みでひとり59CUC(7,375円)。ひとりで行っても結局タクシーチャーターしなければ回れない場所が多いので、もっと高くついてしまうだろう。キューバは他にもかなりいろいろな種類の現地ツアーがあるので、上手に使って効率的にあちこち見てみようと思った。
写真多いのでとりあえず貼り付け。
詳細は後で書き足します。