キューバでインターネットを利用する方法
キューバはまだそれほどインターネットが一般普及はしておらず、個人宅でインターネットを利用する場合、一ヶ月100CUC、日本円にして約12,500円もかかるという(実際に自宅でダイヤルアップ接続できるようにしていた「カーサ・ヤラ」のオーナーさん談)。これは地元物価と比べたらかなりアンビリーバブルな料金で普通は無理。
CUC建て収入がある外国人相手のビジネスをしている人などに限られると思うが、今まで泊まったカーサ・パルティクラルのオーナーさんのほとんどが「インターネットは近くのホテルで利用している」「インターネットカフェを使っている」とのことだった(カナダやヨーロッパからの旅行者との予約がらみのメールやりとりがある)。
初日に泊まったカーサ・ヤラにはインターネットが敷かれており、自分もオーナーさんのパソコンで使わせてもらったが、そのスピードは90年台の日本のダイアルアップ並で(未確認だが実際にダイヤルアップだったんだと思う)、ひとつのページを開くだけで数分待たされることもあるほど。また専用ソフトが必要だったため、自分のパソコンでは利用できなかった。
そんなわけで、カーサ・パルティクラル宿泊でインターネットが利用できることはほとんどなく、高級ホテルでもWi-Fi利用は有料がほとんど。
それでは、カーサ・パルティクラル宿泊者はどうやってネット接続したらいいかというと、キューバの携帯電話会社ETECSAのWiFiインターネットサービスのプリペイドカードを購入する。ETECSAの支店や、ETECSAのWiFiが利用できるホテルフロントで購入できる。1時間分のカードが一枚4.5CUC(562円)、30分のカードは2.25CUC(281円)だ。私は日本大使館の隣のビルの支店で2枚購入した。
使う時は裏のスクラッチを削るとパスワードがでてくる。
カードは1枚で通算1時間利用できる。
WiFiに接続した後、ブラウザでログインをすると残り時間表示とログアウトボタンのついたミニウィンドウが開く。そのミニウィンドウはログアウトする時のため消さずに残しておこう(ブラウザによっては「安全でない接続の可能性が・・・」とでるが、詳細をクリックして接続すると残り時間とログアウトボタンが現れる)。
接続した最初だけめちゃ遅くてげんなりしたが、10分ほどしたら急にさくさくつながるようになり、データ量が割とある写真ファイルのアップロードもスムーズに行えた。それ以降トータルで二時間使っているが、スピードでストレスを感じたことは特にない。
スピード計測はしていないが、日本のADSL12mpsをWiFi利用してるくらいの速さはあるんじゃないかなと思う。
どのホテルで利用できるかはETECSA公式サイトに一覧がある。
ハバナ
- Hotel Panorama
- Hotel MH Occidental Miramar
- Hotel Barcelo Ciudad
- Hotel Parque Central
- Hotel Sevilla
- Hotel Qartar San Felipe
- Hotel Presidente
バラデロ
- Hotel Solymar
- Hotel Patriarca
- Hotel Iberostar
- Hotel Laguna
- Hotel Velazco
Villa Clara
- Hotel Ensenacho
ミラマール地区のカーサ・パルティクラルに滞在している時は、ETECSA支店前の中庭で利用した。
旧市街のセントラル広場近くにあるセビリアホテルのラウンジで何度か使ったが、ここも快適。かなり広く、テーブル数も多い。
ドリンク注文せず座っていても特に何も言われないが、ジュースやコーヒーも300円程度だ。中庭に面しておりとても心地よい場所だと思う。ただ追加でETECSAのWiFiカードを買おうと思ったら8CUCと言われた。やはりETECSA支店で買ったほうが安い。
この他、ETECSA支店周辺でも利用できるところがあるはず。
パソコン開く場所があればだけど。