キューバの物価&旅行予算
キューバの物価自体は安いのだが、観光収入が大きな国家収入となっていることもあり、外国人観光客が利用するホテルやレストラン、バスなどは地元物価からするとかなり高めの価格帯という実質的な二重価格になっている。
二重通貨制度ゆえあまり意識することもないが、人民ペソが使える街中カフェなどで食事をすると、あまりの価格差に驚くだろう。
旅行予算を考えるための参考情報として、2015年3月にキューバを旅行した際の物価や料金の一部をご紹介する。
宿泊
ハバナ市内のホテルは、一部お手頃価格のホテルもあるがいわゆる「安ホテル」的なものはほとんどなく、一泊1万円前後~が大半。宿泊料は時期によっても変わるが、目安として参考にするのなら、このサイトがわかりやすい。
●CUBA HOTEL RESERVATION(日本語版あり)
カーサ・パルティクラルはCUC20~30(2,500円~3,750円)がほとんどで、ハバナ旧市街ならCUC25(3,125円)のところが多い。夕食・朝食はついておらず、朝食をつける場合は別途CUC3~5(375円~625円)となる。
食事
ハバナ旧市街はじめ、外国人観光客が多いエリアのレストランやカフェバーなどは外国人向け料金になっており、例えば小さな一人用のピザでCUC3(375円)、パスタがCUC5~(625円~)など、日本よりやや安いかなくらいの価格帯。鶏肉と豆入りご飯、揚げバナナなどセットになったものも、外国人向けのレストランだとCUC5(625円)など。
ビールは店によるが、地元ビールの缶がCUC1.5(187円)など。
食費を抑えたいという場合には、地元の人が利用しているカフェの利用がオススメ。ピザがCUP10~(50円)などで、豆入りご飯と肉がセットになった定食的なものもCUP30(150円)前後である。パンズにハムやチーズを挟んだサンドイッチを売る店も多く、ハム入りだとCUP5(25円)ハムとチーズ両方入っているとCUP10(50円)など。
ミネラルウォーターは500mlでCUC0.5~1と場所によって差が大きい。
街中移動
路線バスを利用すれば一回乗車につきCUP1(5円)と非常に安い。人民ペソを持っていない場合にはCUC0.05(6円)でも大丈夫。タクシーは新市街から旧市街でCUC5(625円)以上など、一気に高くなる(タクシーの種類によっても変わる)。大きな通りの場合、相乗りタクシーやルートタクシーというミニバスのようなタクシーも走っている。料金は距離によって異なるがCUP10(50円)程度でも結構な距離を移動できる。時間があれば、いろいろな市内交通を試してみるのも楽しいだろう。
観光
入場料はCUC3~5(375円~625円)のところが多い。場所により、入場料はCUC2(250円)と安いが、カメラ持ち込みで追加CUC5(625円)を徴収されるところもある。
国内移動
多くの外国人観光客は、ハバナから他の都市への移動に「ビアスール」というバスを利用する。ハバナからバラデロはCUC10(1,250円)、バラデロからトリニダーはCUC20(2,500円)、トリニダーからサンティアゴ・デ・クーバはCUC33(4,125円)、サンティアゴ・デ・クーバからハバナまではCUC51(6,375円)。
その他お土産など
ハバナ旧市街のフェリーターミナル南側の倉庫街に「サン・ホセ民芸品市場」があり、ここにお土産物ショップがびっしり詰め込まれている。種類も多く値段も手頃なので、最終日にまとめて買い物するにもいい場所だ。
木製の置物もいろいろ。女性ダンサーの木像は対でCUC3(375円)だった。
この楽器類は6点セットでCUC10(1,250円)。
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ホテルに泊まるか、カーサ・パルティクラルに泊まるか。
外国人旅行者が多く利用するレストランやカフェで食事をするか、街中のカフェテリアでさっくり済ますか。
キューバは旅行の仕方によって旅行費用が大きく変わる国だ。
タクシー移動や現地ツアー参加などで、見積もっていた以上の出費になってしまうこともある。現地で足りなくなった時のため、キャッシングできるクレジットカードを念のため持参しておくことをオススメする。