キューバ旅行情報館

トップ » 旅行記 » 旅行記<サンティアゴ・デ・クーバ編>

7月26日モンカダ兵営博物館

写真

サンティアゴ・デ・クーバは、キューバ革命の発端となったモンカダ兵営襲撃が決行された場所だ。1953年7月26日、カストロはじめとする革命軍が親米バティスタ独裁政権の打倒のため、ここを襲撃した。

結果は失敗に終わり、多くの若者が命を落とし、カストロも逮捕された。

写真

黄色く塗られた建物の壁。

写真

襲撃の際の弾痕の跡が残っている。

写真

子どもたちが描いたものだろうか。
ホセ・マルティの絵。

写真

中はかなり広いスペースに展示が行われている。

写真

写真

写真

写真

写真

誰がどこで倒れていたか、すべて記録に残っている。
カストロはバティスタ政権を転覆させた運動組織を「7月26日運動」と名付けたというが、この時の多くの仲間たちの犠牲は今もきっと深く胸に刻み込まれているのだろう。

ちなみに前日の7月25日には、サンティアゴの祭りが行われていた。

写真

革命に加わったのは大学生や若い人が中心だったが、捕まったカストロの同志たちは残酷な拷問を受け命を落とした。

写真

写真

その遺体写真などが世間に流出したことで、バティスタ政権への批判がさらに高まったという。

写真

グランマ号の模型も。

写真

グランマ号の航路と革命軍の同志たち。

写真

写真

写真

同じ建物の一角は、今は小学校になっている。
博物館の窓から、中庭で元気に走り回る子どもたちの姿が見える。

経済的な厳しさもあれど、人種の違いも関係なく誰もが平等に支給された制服を着て学校に通い、本人に力があれば高等教育も無料で受けられる社会。

わずか5~60年前には外国資本と一部の超富裕層がすべてをおさえ、多くのキューバ人は食べるものにも困り、麻薬や売春の天国にもなっていた時代がここにはあった。そんな中、この地で命を落とした人達が望んでいた風景の一部がきっとこれなんだろうなあと。



記事作成日:/最終更新日:2015年05月07日

キューバの人気観光スポット

キューバ地図
イメージ画像:ハバナ旧市街

ハバナの旧市街を散策

時間が止まったかのようなコロニアル情緒たっぷりの旧市街が魅力のハバナ。1940年台のクラシックカーも現役で多数走っており旧市街には古い建物が建ち並ぶ。
イメージ画像:バラデロのリゾート

バラデロでビーチリゾート満喫

細長い半島全体がリゾートで、オールインクルーシブの大型高級リゾートホテルが並ぶキューバ最大のビーチリゾート。ハバナ市内からもツアーも組まれている。
イメージ画像:古都トリニダー

古都トリニダー

世界遺産にも登録された旧市街が人気のトリニダー。石畳の坂道を散策し疲れたらカフェで一休み、オレンジ色の屋根越しに夕陽を眺め、夜は音楽と踊りを・・・。。
イメージ画像:サンティアゴ・デ・キューバ

サンティアゴ・デ・キューバ

東部にあるキューバ第2の都市で、キューバ革命の発端となった場所など革命史跡も多い。海賊対策として17世紀に作られたモロ要塞は世界遺産にも登録された。

関連サイト