バラデロのネイチャー探索で巨大な蟻の巣を見る
バラデロ2日目、ホテルをチェックアウトした後、バスで見かけて気になっていた場所に入ってみた。茅葺きの小さな小屋の外で立ったまま瓶ビールを飲んでいる人がいたので、カフェバーとかなのかな?と思い。
でもそれは大きな勘違い。
ネイチャー探索コースがあるそうで、料金いくらだったかなあ3CUC(375円)とかそんなものだったと思う。
払うと小さな紙が渡された。
これを見ながら歩いていけと。
趣旨もよくわからないまま歩き始めた。
雑木林といった感じか。
一応細い道・・・獣道程度のものが作られている。
ところが意外に歩きにくい。
というのも、地面をよく見ると、落ち葉の間から岩が見える。火山性の石のようにも石化したサンゴにも見えるこのゴツゴツした岩が結構底はしっかりした靴にも関わらず足の裏に響いてくる。
途中、番号の標識がつけられたスポットがある。
入り口でもらった紙を見るとその解説がある。
この巨大な土の塊は確か蟻の巣。
蟻の巣はこんな木の上にも。
太い木の幹を見ると、巣から地面に至るトンネルが作られている。
そのトンネル通路の一部を恐らく観光客が木の枝かなにかで削ったらしく、ちょうど目の高さあたりに二箇所、中身を覗けるところがあった。シロアリのような虫がせわしなく行き来していた。きっと修復作業中なのだろう。
バラデロは洞窟でも有名な場所。
あちこちに洞窟探検できるスポットがある。
この紙にも「cave」の文字が何箇所かあったので、てっきり洞窟巡りもできるんだと思って入場したんだけど、ここのケーブは足元のアナだった。うーむ。
ほとんど人に会うこともなく、風景もそれほど変わらず、足の裏は痛い。
そういえば所要時間を聞いてくるのを忘れたと思いつつ、ぐるっと一周するコースを途中で引き返すのも悔しく、途中からはトレイルランニング的なスピードになった。
途中人に会ったのは3回ほど。
どの人もぐったり疲れた様子だったので、軽く会釈する程度で通り過ぎた。
汗だくだったので今ひとつ楽しめなかったんだけど、今あらためて写真を見ると、面白い風景はたくさんあったなと。いろいろな鳥もさえずっていた。
遂に折り返し地点に。
この先は湿地になっておりマングローブ林が広がる。
下からは新しい樹がにょきにょき。
日本では「エアープランツ」というカテゴリで知られている寄生樹がびっしり張り付いた木も。
これもそうだ。
日本で販売されているのは、こういうところからの輸入なのかな。
ちなみに、びっしり張り付いた木はこれ。
多すぎてもはやどれがこの木の本来の葉っぱなのかすらわからないほどもじゃもじゃになっている。
林立するサボテン。
そういえば、メキシコのすぐお隣の国なんだよなと今更気付く。
ものすごい長時間歩いた気分だったけど、実際は40分弱。
ゴールはあまりにあっけなく、というか感動も何もないもので、いきなり島の東側を走る大通りに飛び出てしまった。
後でバラデロ滞在した旅行者のレポート見たら、同じようなネイチャー探索でももっと変化に飛んだところはいろいろあるようなので(洞窟の中でボート乗ったりとかも)、どうせならもちょい面白いところを探すべきだったけど、まあいい汗かいたのでよしとする。