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革命博物館でキューバ革命を学ぶ

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旧市街の一角、運河を見渡せる場所に昔の大統領府がある。
現在は革命博物館として、キューバ革命に関する資料や写真、遺物など展示してある。

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入場料は8CUC。
閉館まで一時間ちょっとという時間帯だったので悩んだが、まあそんなに広くはないだろうと思って入ってしまいちょっと後悔。実際は館内かなり広く、展示も膨大だった。

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今も似た状況の国は残るが、中南米はアメリカの裏庭とも言われ、親米独裁政権でごく一部の富裕層が資源の利権をすべて握り、インフラ整備も後回しになっている国が多かった。腐敗も進み貧富格差も激しく、今でもアムネスティが数多くの事例を告発し続けているが、人権侵害も著しい。CIAが関与した暗殺事件なども多発した。

改めて考えると、メキシコについでアメリカに近い島国キューバが、そんな中で親米政権を破り、厳しい経済制裁・封鎖のもとで社会改革を成し遂げていったというのはすごいことだったんだなあと。もちろん東西冷戦下だったので、ソ連崩壊まではその支援が非常に大きかったんだけど。

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展示は、上陸作戦や市街戦のマップだったり、ゲリラ戦を続けるチェ・ゲバラやカストロたちの作戦会議の写真など。

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当時使われていた無線機や銃を隠すために作られたものなども見ることができる。

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ここでも感じるのは、カストロ前議長がそれほど登場しないことだ。
もちろん革命指導者のひとりなので写真などはたくさんあるが、他のメンバー達と同列の扱い。

革命が成功した後も長年にわたってトップに君臨した人なので、実はもっと絶対的な存在に祭り上がっているのかと思ったんだけど、そういうわけでもないんだというのがちょっと不思議だった。大きな胸像や肖像写真なんていうものもなかった(別のキューバ独立の英雄の胸像などは飾られているが)。

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このくらいかな。

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大学生はじめ若い人が多く参加した革命戦争だったため、そこで命を落とした人達の遺物も多数展示されていた。

革命後の社会改革に関する展示コーナーもあった。
帰国したらきちんとキューバ革命とその後について、何か本を探して読んでみようと思う。

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なぜか中庭で盆栽展示。

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