中国のお金の単位は「人民元」。その下の単位が「角」で、「1元=10角」。さらにその下に「分」があり、「1角=10分」。2007年10月の旅行時点で、1元=15円~16円の間だったので、「分」はスーパーのレジのおつりでたまにもらうくらいだった。
主に毎日使うのは1元札(約15円)~20元札(約300円)。
特に街中をバスで移動することが多かったので、ポケットにはいつも1元札だけを詰め込んでいた。
よく、海外に行くと、紙幣種別ごとの模様を見比べたりするが、中国では「元」のお札はすべて毛沢東の顔写真。色だけが異なるので、こうして並べてみるとなんとなくきれいかも。
ただよく見ると、大きさも微妙に異なる。
最も大きいのが、赤い100元札。
そして小さいのは1元札。
重ねてみると、どうやら幅は一定間隔で細くなっているようだ。
暇だったので計ってみた。
(数mmの誤差あり)
種類 | 横 | 縦 |
100元札 | 15.5cm | 7.7cm |
50元札 | 15.5cm | 7.0cm |
20元札 | 14.5cm | 7.0cm |
10元札 | 14.0cm | 7.0cm |
5元札 | 13.5cm | 6.3cm |
1元札 | 13.0cm | 6.3cm |
幅は5mmずつ細くなっていた。
裏の絵柄は風景で、それぞれ異なる。
日本のお札のように、それがどの場所なのか地名は書かれていなかったが、このサイトに詳しく紹介されていた。
↑事前に見ておくと、現地で友達にウンチク自慢できるかも。
最初に中国のお札を見てびっくりしたのは、複数言語が併記されていたこと。
裏面の右上には「中国人民銀行」が、アルファベット表記、モンゴル語、チベット語、ウイグル語、チワン語で書かれている(参照記事)。
100元札と50元札は、表側の左下に、ラメ入りの盛り上がった時で数字が入っている。右端も盲人用の盛り上がったマークになっている。
「いったいこれは?」
と首をかしげたのは、どのお札にも数字の横あたりにある、この丸い点々。
どのお札の模様も、ほとんど一緒の配置のように見えて、微妙に異なる。
意匠というには、散らばり方が変で、意味があるかというとそういう風にも見えない。
結局意味はよくわからなかったのだが、
もしかしたら、その反対側にもあるこの丸い点々とセットなのかもしれない。
透かして見ると、両側の丸が同時に見える。
この時の重なりやくっつき具合などを見比べることで偽札防止になるとか?
気になるので、あとでまた調べてみたい。
こちらは「角」のお札。
五角、二角、一角だ。
こちらもやはり複数言語が併記されている。
これらの絵柄は少数民族。
どの人物が何族なのかは、やはりこちらのページに詳しく書かれているので、興味ある人はチェックしておこう。