宿泊するホテルのレベルによって、滞在費用が大きく変わるが、参考一例ということで、管理人が2007年に旅行した際の総費用をご紹介しておこう(あくまで「参考程度」ということで)
■旅行期間:21日間(2007年10月19日~11月8日)
■旅行スタイル:1人/ホテルは初日一泊分以外は現地で
■総費用:213,442円
分類 | 元金額 | 円換算 | 比率 |
チケット代 | 92,536 | 43.4% | |
交通費 | 2,006.2 | 31,297 | 14.7% |
宿泊費 | 2,618.0 | 40,841 | 19.1% |
食費 | 627.4 | 9,787 | 4.6% |
観光 | 1,128.0 | 17,597 | 8.2% |
お土産 | 945.8 | 14,754 | 6.9% |
その他 | 423.7 | 6,610 | |
合計 | 213,422 | 100.0% |
普段の自分から考えると、かなりいいホテルに泊まり、日中移動にもかかわらず一等寝台チケットをとるなど、贅沢旅行だった。
その最大の理由はブログ。今回、パソコンを持参し、現地のホテルからブログ更新していたため、「ネット接続」「移動中にブログ記事を書きためたい」というニーズがあった。
それでも予算を下回ったのは、オフシーズンでホテルが大幅ディスカウントしていたためだ。
項目ごとに見ていこう。
航空チケット代
これは、ガソリン高騰が響いた。
「日本=西安」の往復チケットは、フレックスインターナショナルという旅行代理店で購入。航空会社は中国国際航空だ。
航空券代 57,000円
空港施設使用料 2,040円
現地空港諸税 1,700円
航空保険特別料金 1,100円
燃油特別付加運賃 12,600円合計 92,536円
「サーチャージってそんなかかるの!?」
びっくりしてしまった。
あと、行きのみ「西安→ウルムチ」間を飛行機で飛ぶことにした。
(列車だと32時間かかるので)
このチケットの購入は「BizExpress(ビズエクスプレス)」という北京に本社がある会社の航空チケット購入・ホテル予約サイトを使った。申込んだのが出発3日前で、50%オフの1030元(約16,068円/サーチャージ・空港税で130元追加となる)。
宿泊費
割と贅沢してしまったのはここだ。
普段なら、立地&料金再優先なのだが、今回は「部屋でネット接続」という条件が加わったため、どうしても星付きホテルに絞られてしまった。
部屋が一番広かったのは、「カシュガルホテル」(約3,120円)。
自分以外、誰一人宿泊客とすれ違わなかった、妙~に閑散としたホテルだったけど。
部屋がすごくよかったのは、ウルムチで3泊目に泊まった「新疆城市大酒店」(約3,088円)。
どの町も、オフシーズンで、ホテル代が3~4割ほど下がっていたので、予定していたよりワンランク上のホテルに泊まることができた。
同時に、こんな場所にも泊まっている。
西安に夜遅くつき、財布を落とすなどのトラブルがあり凹んだ気分で「どこでもいいや!」と入ったホテルは25元(約390円)。シングルルームとしては格安だった(ドミトリー並みの価格)。
16泊して、一番安いのがこの25元(約390円)、一番高いのが418元(約6,520円)、平均すると164元(約2,553円)となった。
交通費
市内移動(含む空港リムジン) | 284.7(約4,441円) |
都市間移動(鉄道・長距離バス) | 1,678.5(約26,185円) |
その他(鉄道キャンセル) | 43.0(約671円) |
合計 | 2,006.2(約31,297円) |
市内移動は、21日間で平均すると、一日あたり211円。
大部分は、都市間移動のための鉄道か長距離バス。
たとえば、クチャ→カシュガル間は9時間ほどで、この時は一番安い席指定のない2等席だったため99元(1,544円)。一等寝台は料金が一気に3倍くらいになる。ウルムチ→柳園(敦煌の近く)は、同じく9時間ほどなのだが、262元(約4,087円)した。
市内での移動はあまりお金がかかっていない。
バスは一律1元(約15円)、0.5元というところが大半で、たまに使ったタクシーも、市内一律5元(約75円)というところが多い。
都市間移動の明細はこうだ。
10/22 | バス(ウルムチ→トルファン) | 40.0 |
10/24 | バス(トルファン→ウルムチ) | 40.0 |
10/24 | 鉄道(ウルムチ→クチャ/硬臥) | 121.0 |
10/26 | 鉄道(クチャ→カシュガル/硬座) | 99.0 |
10/29 | バス(カシュガル→和田/豪華) | 89.5 |
10/31 | バス(和田→ウルムチ/豪華寝台) | 387.0 |
11/1 | 鉄道(ウルムチ→敦煌/軟臥) | 262.0 |
11/5 | 鉄道(敦煌→蘭州/軟臥) | 388.0 |
11/5 | 鉄道(蘭州→西安/軟臥) | 252.0 |
後半は、軟臥(一等寝台)ばかり使ってかなり贅沢をしてしまっている。
硬座(二等自由席)と軟臥(一等寝台)では3倍近く料金が異なるので、ここを抑えると交通費はずっと節約できたはず。
食費
恐らく、グループで来ていればもっとかさむんだろうけど、1人では本格中華のお店でフルコース頼むというわけにもいかず、どうしても「麺類単品」だったり「お料理一品とご飯、スープ」という感じになってしまう。
ナスやお肉などを炒めたものとご飯のセットで8元(約120円)や、名物の牛肉面が一杯5元(約75円)といった感じ。
ビールも、最初よくわからず高いのを買ってしまっていたが、後半は中瓶で3.5元(約52円)というのを飲んでいたので、2本飲んでも100円ちょっと(今気づいたけど、夕食代よりビール代のほうが多いかも・・・)。
到着日を除いた20日間で平均すると、一日あたりの食費は31.37元(約470円)くらい。
観光・お土産・その他
観光は、主にチケット代。
本当は効率的に郊外の観光地をまわるため、旅行会社がやってる一日ツアーに参加しまくろうと思っていたのだが、オフシーズンでなかなかなく、一人で車&ガイドを貸しきると割高になるので、結局ほとんどのところを、公共交通機関使って、地道にまわることになった。
お土産は、最後に空港でかけこみ購入したお菓子などが大半。
自分用には、英語とウイグル語と中国語の辞書、音楽CD、あと中国語で数字を読み上げる計算機、そんなもんかな。
「その他」は何かというと、安いものは0.5元(約7円)の公衆トイレ代、ビールの栓抜きにワインオープナー、高いものでは、途中でズボンの股下がすれて穴開いてしまったので、それを買い換えたり。
あと、3日ほどちゃんとお小遣い帳つけてなかったら、使途不明金が発生してしまっただとか、お財布落として、見つかったときには中身100元(約1,560円)近く消えていたり・・・というようなもの。
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出発前にかかったビザ代や旅行保険、キャリーバッグ、携帯枕などの旅行用品を入れてしまうともう少し増えるが、それでも25万円は超えないと思う。