ということで、現金やトラベラーズチェック、クレジットカードと、複数組み合わせて持参し、かつ現地でも、「このポーチひとつなくしたら一文無し」という状況にならないよう、危なくない程度にわけて保管して動いていた。
下記は2007年10月の管理人の21日間旅行の際の例。
●持っていったお金
持っていったお金 持って帰ってきたお金
円現金 19,500円 → 円現金 7,500円
円T/C 320,000円 → 円T/C 210,000円
元現金 70元(1,092円) → 元現金 630.3元(9,832円)
現金
空港についた時間が結構遅かったので、両替窓口が開いているかどうかわからなかった。
実際に開いてたかどうか確認するのを忘れてしまったが、前回の旅行の際の残りのお金があったので、それを使ってリムジンバス・タクシーに乗り、予約していたホテルに向かった(そのホテルは事前にクレジットカードが使えることを確認していた)
円現金は2万円弱持っていたが、この存在のおかげで助かった。
うっかりしていたんだけど、到着したのが金曜日の夜でいきなり週末突入。トラベラーズチェックを元現金に換金してくれるところがなかった(いくつか開いている銀行を訪れたが外貨両替はしておらず、未確認だが、ガイドブックによると中国銀行の支店も土日休みとの事だった)。
円現金は、新疆飯店のフロント横にあった雑貨屋みたいなところでも両替してくれた。
レートは、店員さんが店内のインターネットで調べて決めた「16.9円」で、決してよくはないが、とりあえずホテル宿泊で、急に2000円分必要だったので助かった。その後、外資系のホテルのキャッシャーを訪れ、そこでも現金1万円分を両替した。こちらは15.9円とトラベラーズチェック並み。
最後、元の現金を少し多めに持ち帰ってきてしまった。
換金した際のレシートがあれば、円に再両替することも可能だったのだが、また次回行く時用ということで。
トラベラーズチェック
三井住友銀行で、1万円×15枚の円トラベラーズチェックを2回にわけて作成。それと、前回の旅行の残りで5000円の円トラベラーズチェック4枚を持参した。当初「現地滞在にかかるお金は17万円くらいかな」と見込んでいて、クレジットカード利用もあるだろうから15万円あれば足りるだろうと用意したのだが、なんとなく少し不安になり「円T/Cなら別に為替リスクもないから・・・」と、追加で15万円分を作った。
実際に現地で換金したのは11万円分。
大半を持ち帰ることになったが、これは次回の旅行にまわしてもいいし、銀行で現金に換えてもいい。
円トラベラーズチェックは、通常、銀行の窓口で購入するが、今は両替専門の窓口で、銀行営業時間後に買うことも可能。
自分は、三井住友銀行の日比谷外貨両替コーナー(平日午前11時~午後6時30分営業)を利用した。
種類はアメックスのみで、本当は5,000円券も混ぜたかったのだが、1万円のものしかなかった。
平日仕事で忙しいという人は、宅配サービスの利用も便利。
さらに「お得」な場合もある。
通販大手のセシールでは、発行手数料が一般的には1%のところ、米ドルで0.5%、円・ユーロで0.7%とお得。さらに宅配無料だ。どの通貨もパックになっていて、円T/Cの場合は、「日本50,000円パック(10,000円券×5枚)」「日本250,000円パック(50,000円券×5枚)」の2種類。
24時間インターネットで申込みができ、入金確認後2営業日程度で届くとのこと。
同じようなサービスは、銀行でも実施されている。
中国での換金は、中国銀行の支店で行った。
ウルムチで、他の銀行の支店を訪れた時には両替を断られた。
カシュガルでは、外貨両替窓口がわかりやすく、手続きも非常にスムーズだったが(しかも窓口の女性が片言の日本語を話せた)、ウルムチでは、毎回妙に時間がかかった。曜日や時間帯によっては、結構窓口が混んでいることもあるので、少し余裕をもっていったほうが安全かも。
窓口では、トラベラーズチェックとパスポートを提出すると、女性行員が中で書類を作成してくれ、金額やレートなどが印字された書類に、名前やパスポート番号などを書き込むだけでよかった。
●中国銀行ウルムチ支店でT/C両替 (シルクロード旅行情報館)
クレジットカード
基本的にクレジットカードは予備で持っていっただけなので、最初ウルムチでのホテル宿泊に2回利用しただけ。
中国のホテルは、基本的にどこも「デポジット」をとるようだ(格安ホテルではデポジット要求されなかったこともある)。
現金支払いの場合には、チェックアウト時にレシートと引き換えにデポジットを返金してくれる。
クレジットカードの場合は、金額欄空欄でカード伝票を切っておく場合と、デポジット金額を上乗せした金額で切っておく場合があった。どちらの場合も、チェックアウト時にもう一度クレジットカードで正式な金額の伝票を切り、最初に切ったカード伝票(金額空欄or上乗せ金額)を返してもらう。
複写されているカード伝票は、念のため全部返してもらった。
自分はやらなかったが、銀行の支店などでは、クレジットカードを使ってのキャッシングもできるようだ。
ウルムチの中国銀行新疆支店では、日本語でその使い方が説明されている。
旅行最終日など、「トラベラーズチェック1万円分両替してしまうと多いけど、後もう少しキャッシュが欲しい」という時は、銀行の国際キャッシュカードやクレジットカードのキャッシング利用も便利だ。
ちなみに自分は、三井住友銀行のキャッシュカードを「国際キャッシュカード」にしていて、海外でちょっと現金が必要と言う場合によく使っていたのだが、少し前に指紋認証方式のカードに切り替えたら、当然だが、海外では全く使えなくなってしまった。