開けてみると、丸いパン。
中には、細かく刻んだ野菜やお肉をたっぷりの油・・・いやバターかな?で炒めて味付けしたものが入っていた。肉マンならぬ、肉パンだ。
パンの下にはその汁が染み出していて、おいしい。
一発で気に入ってしまった。
そして、午前発の便なんだけど・・・
「そんなの関係ねーっ!」
・・・とか心の中で叫びながら、ビールを注文する30代独身女性一人旅。
周りは日本人の団体ツアーの人たち。
自分の並びも、「定年組かな?」というシニア層男性二人だった。
その二人が普通に「ジュース」とか言っているのに、自分が「ビール」と朝から注文してしまったのがさすがにちょっと恥ずかしく、
「このオリンピックのラベルが撮りたくて注文したのさ!」
ばりに、接写とかしてしまったり・・・。
来年は北京オリンピックなんだよね!
あっという間に開幕式を迎えちゃうんだろうな。
そして上海で乗り継ぎ。
最後まで決めかねていた父への土産は、無難だけど紹興酒にした。
桐箱入りでなかなか立派な10年もの。
成田までの便の機内食はこれ。
うーん、行きのほうがよかったかな。
気づけばあっという間に成田空港。
振り返ってみれば、21日間なんてあっという間だ。
これは、2泊3日でも一週間の旅行でも、まったく一緒の感覚。
自分とバッグ達は、
本当にカシュガルの雑踏の中を歩き、
砂漠を走る長距離バスでガタガタ揺られていたのかな?
それでも、たくさん撮りためてきた写真、そした何より臨場感たっぷりのハイビジョン映像を見ると、その時々の自分の驚きやわくわく感が瞬時に戻ってくる。
旅って、
本当に素敵だなと思う。
命ある限り、体の自由がきく限りこんな旅を続けられたら、
自分の人生はきっと、それなりに充実したものと言えるかもしれない。
旅の終わりは、
「次の旅」の始まりでもある。
いつかエンドレスな旅に出られる日を夢見つつ、楽しく“旅支度”を進めていきたい。