絹の交易よりずっと以前に和田を起点とする「玉の道」が東西に延びていたほど、その歴史は古いのだとか。
そんな和田(ホータン)の散策は、
ずっと前から気になっていた街なだけに、なかなか楽しかった。
ここは、賑やかな繁華街の中心あたりの交差点。
地下は長い商店街になっている。
非常に狭い洋品店がぎっしり。
奥のほうには、電化製品を売っている店もあった。
この交差点近くには、大きな商業ビルがある。
ここに、新華書店もある。
いろいろな街にあり、本の種類も豊富。
ここもすごく広かった。
子供もたくさん歩き回っていて、やはりメインエリアには教科書がたくさん積み上げられていた。
立ち読み・・・ではなく座り読み。
買わずに、本一冊全部読んでしまいそうな勢い。
なかなか寛大な本屋さんだ。
ここは、一階がウイグル語の本、二階が中国語の本。
料理本もたくさんあり、炒め物からスープ、魚料理などいろいろ。
写真も入っていて、自分のお土産に買っていってもよさそげ。
自分はあとで、ウイグル語と中国語、英語の三ヶ国語で書かれたミニ辞書を購入した。
交差点の北側の建物の前には、たくさんの男性の姿。
何人かずつ固まって、ざわざわしている。
ウルムチでもカシュガルでも見た風景、みな携帯電話を手にし、それを見せ合っている。携帯売買のエリアだ。やっぱり中古みたい。
これは携帯用の充電器。
電話もしまくっているし、音楽も聴きまくっている。きっとすぐバッテリーなくなっちゃうんだろうな。
モスクのミナレットのような塔がある、新しい建物。
中にはスカーフのお店など。
交差点近くには、小さな和田玉のお店が並ぶ。
本当にホンモノ?というあたりが不安なので見るだけで通り過ぎたが、玉を売りに来ている人達もよく店頭に立っていた。
朝食は、久しぶりにお粥。
ここは、交差点から人民西路を西に歩いてちょっとの場所。
ほとんどのお粥が6元(約90円)。
壁には、こんなときにはこのお粥・・・みたいなことがたくさん書かれていた。
それ以外にも、ちょっとしたお惣菜のようなものが多種用意されている。
どれも値段も安いので、ものは試しで、いろいろ注文してみることができるのがうれしい。
私は「銀杏」「鶏」と書かれたものにしてみた。
うーん、それでもすごい量だ・・・。
お粥の他に頼んだのは「水煎包」と書かれていたもので、4個で3元(約45円)。
肉まんのような感じだが、皮もけっこう厚めで、食べ応えがあった。
お粥のほうは、ウルムチで食べたものが最高においしかったので期待していたのだが、塩・こしょう入りすぎみたいで、いまひとつ。スパイシーすぎだった。
新華書店で買ったばかりの地図を広げ、
さあ、この後どう動こうか。
お粥屋から北京西路はさんで反対側にあるバザール。
交差点からすぐ見える場所だ。
和田が散策しやすいなと思ったのは、本当にこの周辺にぎしっと買い物スポットが詰まっているため。
ホテルはこの近辺にしておくと楽しいと思う。
バザール内は、洋服のお店や香辛料・ドライフルーツのお店や、食べ物やさんや・・・。
バザールを抜けたあたりで、ふと下を見ると、珍しくショートヘアの女の子が、ビデオカメラの前に直立し笑顔をこちらに向けている。液晶パネルを反転し、録画されている自分の顔を見せてあげると大喜びしていた。
子供は本当に無邪気で好奇心旺盛で、かわいい。
藁の柱に、真っ赤な何かを飴で固めて串刺しにしたものをさして、売って歩いている人。
色があまりにけばく、買いあぐねていたが、これは何だったんだろう?
あんず? さんざしとかもこんなの?
> 続く