来る前にウルムチの写真を見てびっくりしたのだが、昔自分が抱いていた「砂漠に囲まれたオアシス都市」というイメージは全くなかった。写真には、広いハイウェイと摩天楼が写っていた。
いや多分、自分が世界史や地理を学んでいた20年以上前は、まだ中国の開放経済もこれからという時期だったし、こんな近代都市にはなってなかったと思うんだけど。
もうひとつびっくりしたのは起床時間。何度目を覚ましても、窓の外が真っ暗なので布団でうだうだしていたら、いつの間にか8時半になっていた!前夜2時までメール返信とかしてたこともあるけど、いきなりの寝坊だ・・・。
ホテルの朝食はビュッフェ。
中華・・・というか新疆ウイグル料理?
なかなかスパイシーなものが多かった。
席はすべて円卓なので、ひとりで食べているのがちょっと違和感あるけど。
おなかいっぱいになったところでチェックアウト。
今回、ひとつ決めていることがあった。
ちょっと面倒だけど、できるだけいろいろなホテルに泊まってみようということだ。
ホテルも旅行の思い出のひとつ。
別のホテルに泊まれば、近くのレストランやお店なども訪れ、周辺の通りや路地なども歩き回ることになる。
夜、シャトルバスの窓からも見ていたが、ホテルやお店など、漢字とアラビア文字(ウイグル語)が併記されている。このホテルではさらに英語も。なんだかとっても新鮮だ。
この日は土曜日。
カレンダーがないのでわからないが、もしかしたら縁起がいい日なのかもしれない。自分が泊まったホテルやその他で、やたら結婚式や、デコレーションされた車を見かけた。
なかなか派手だ~♪
不思議だったのは、車がこんなに派手なのに、それを囲んでいる友人・親戚達っぽい人は、割と普段着だったこと。結婚式だからといって、全員フォーマルな衣装に身を固めて参列・・・ということはないのかもしれない。
市内中心地をてくてく荷物転がしながら、旅行会社へ。
ウルムチは初めてだけど、ものすごく歩きやすい。
通りに非常にわかりやすい名前が付けられていて、さらに看板には「<北」「南>」という表示もあるので、地図と照らし合わせれば、自分が今どこにいて、どっちの方向に向かえばいいのかが一発でわかる。
宿泊したホテルのすぐ隣には、巨大な中国人民銀行のビル。
窓口のある支店ではないようなので、このエリアの本店とかかもしれない。
あと、これは昨年、天津をまわっていた時にも思ったんだけど、バスがまた非常に乗りやすい。バス停にこんな感じで路線図なり、バス停名を並べて書いたものがあるので、こちらも地図と照らし合わせれば、自分が何番のバスに乗ればいいのか一発でわかる。
もちろんこれは、漢字を読める日本人ツーリストゆえの特権だけどね。
(欧米人が見たら、それこそちんぷんかんぷんだろう・・・)
これは解放北路を北に向かって歩いているところ。
デパートもたくさん建っていてにぎやかだ。
これが地方都市・・・しかも北京からはるか遠くの内陸の都市とは・・・。中国ってすごい。。。
歩道も広く、大通りの交差点などの下には、地下街も広がっていた。
いきなりやられたのは、当てにしていた旅行会社が閉まっていたこと。
ガイドブックを見たら、土日休みって書いてあるじゃん!
(実は予定していた出発日が直前で変更になったので、このあたりをすっかり考慮し漏れていた)
うーむ。
まあ仕方ないので、駅前のホテルにチェックインして、その周辺の旅行会社をあたってみよう。
> 続く