プラハ旧市街~旧市街広場・ティーン教会・天文時計・火薬塔

プラハで最も観光客が多く集まるのは、ヴルタヴァ川にかかる歴史あるカレル橋と、旧市街エリアの中心にある旧市街広場でしょう。様々な建築様式の建物が石畳の広場をぐるり取り囲み、何世紀にもわたって多くに人達が訪れ歴史を刻んだ場所です。

空港から路線バス→メトロと乗りついて市内に向かい、辿り着いたStaromestska駅で地上にあがったら、いきなりの旧市街風景。

ヨーロッパだ~!!!
チェコだ~!!!
プラハだ~!!!

かなりインパクトあり、テンションマックスで写真撮りまくってしまいます。

旧市街を取り囲む建物群の中でもまず最初に目に飛び込んでくるのが、2本の対称的な塔をいただくティーン教会。ガイドブックによると、1135年に建てられた外国商人のための宿泊施設付属の教会だそうで、この建物は1365年に建てられたもの。

プラハのゴシック様式の建築の代表格。
ゴシック建築というと、びっしり装飾で埋め尽くされたドイツのケルン大聖堂を思い浮かべますが、それよりはずっとすっきりした壁面。

手前の肌色の建物が下半分を覆い隠してしまっているのがちょっと残念ですが、実はこれも関連施設で学校だそう。

もうひとつ、観光客が大量に群がっているのが、その正面にある旧市庁舎。
ちょうど修復作業が行われているところで、周囲はトタンで囲まれ、組まれた足場にブルーシートも貼られてしまっていました。

でも大丈夫。

天文時計台はしっかり見ることができます。

熱いトークで時計台について語るスペイン語ガイドさん。

上下にふたつ並ぶ天文時計は、上が「地球」「月」「太陽」の動きを表し、時間だけでなく月日も表す時計になっているそう。さらには日の出・日の入り時間までわかるというからすごい!

下は12個の円を周辺に配した文字盤なので、普通の時計なのかなと思ったのですが、だとしても長針・短針らしきものはなし。

●Wikipedia「プラハの天文時計」

実はこちらは「暦表」。四季の農作業が描かれていて、1日に1メモリずつ動くそうです。

からくり時計にもなっていて、毎正時になると死神が鐘を鳴らし、キリストの12使徒が登場し、最後にトランペットの演奏もあります。残念ながらタイミングあわず見ることはできませんでしたが、YouTubeに多くの人が動画をあげていますので、興味ある方はそちらをご覧ください。

広場を中心に石畳の路地が張り巡らされ、城下町だった時代から変わらぬ賑やかな雰囲気漂う旧市街。

ただぷらぷらと歩いているだけで楽しめる場所です。
歩道の至る所にテーブルと椅子が並べられ、大きなジョッキで琥珀色のビールを飲む人たちの姿も。

こちらは旧市街に面したレストランのテラス席。
やはりここでは「ビール」が必須のようです。

これはピントが中途半端になってしまいましたが、石畳の道は、目線の高さでなく、カメラを下のほうにおろして撮るとまた雰囲気の違う写真になります。

旧市街広場から少し歩くと、火薬塔あるいは火薬門と呼ばれる建物が通りをまたぐように建てられています。城壁の門だそうで、1475年の建築。火薬倉庫として使われていたことからこの名がついたとガイドブックに書いてありました。中にも入れるようです。

旧市街広場では、こんな乗り物に乗っている人も何度か見かけました。

電動自転車?電動バイク?

・・・と思ったらこれ「Fat Tire E-Scooter」つまり「太いタイヤの電動スクーター」とのこと。

●Scrooser Tour – Fat Tire E-Scooter(TripAdvisor)

ハンドルだけで操作できるようで、タイヤが非常に太いため停止状態でも自立しています。
観光客向けのツアーを企画している会社があり、トリップアドバイザーを見ると参加した人の評価も高いようです。自転車ツアーもよかったですが、日本では乗ることができないこんな最先端の乗り物で観光してみるのもよさそげですね。

クラシックカーも何度か見かけました。
こちらも、観光客向けツアーがあるようです。

プラハ市内の旧市街を中心とした観光地は、徒歩+トラムで十分に回れてしまうのですが、一味変わった体験をしたいということであれば、ビンテージカーツアーや電動スクーターツアーに参加してみるのも楽しいかもしれません。