ヨーロッパ周遊旅行に便利なプリペイドSIMカード

SIMフリースマホも普及し、海外旅行の際のインターネット利用は現地でSIMカードを購入して使っているという方も増えていることでしょう。一次利用のSIMカードは大きく分けて2タイプ。日数が決まっているものと(5日間有効など)、容量が決まっているもの(1GB)です。日数が決まっているものの一日当たりの上限があったり、容量が決まっているものも最長利用期間は決まっているケースが大半です。

現地で観光情報を見たり、Twitterやインスタグラム、Facebookなどに写真を投稿したり、メールチェックしたりとそれなりにネットを使う人なら、契約キャリアのローミングや空港などでレンタルできるモバイルルーターより、現地SIMカードのほうが安く済むでしょう。

空港国際線到着ターミナルの窓口で販売されていることが多いですが、「空港で時間がない」「遅い時間に空港に到着する」といった場合、速やかに入手できるかどうかちょっと不安。

そんな時には、多少高くなってはしまいますが、日本で事前にプリペイドSIMカードを購入してきましょう。

42か国で利用できるプリペイドSIMカード

今回私はAmazonで購入しました。
英国の通信会社が販売するもので、イギリス含む42か国で利用でき、容量は3GB、最大利用期間は90日間というものです。もちろん対象国にチェコも入っています。


SIMカードは、「標準SIM」「micro SIM」「nano SIM」3サイズ対応です。自分のスマホやモバイルルーターのSIMサイズに合わせてミシン目でカットして使います。一度もっとも小さな「nano SIM」サイズにカットしても、その外側の枠をアダプタとして利用すれば、他サイズのスマホなどにも利用できます。私はiPhone 6Sなので一番小さな「nano SIM」です。現地で取り外したキャリアのSIMカードを紛失しないためにも、何か収納できるものを持参するといいでしょう。SDカードのプラスチックケースなどが便利です。


Threeデータ通信専用プリペイドSIM【3GBタイプ】【最大90日間有効】
価格: ¥ 2,880


Threeデータ通信プリペイドSIM【イギリス含む42ヶ国対応】【1GB / 30日タイプ】
価格: ¥ 1,920

Amazonでこの会社のSIMは2種類販売されていました。

一般的に日本でレンタルするモバイルルーターは、大容量プランで1日500MB。3GBということはその6日分に相当します。利用開始から90日間は有効ですので、使い切れずに余ってしまった場合は、誰かヨーロッパに仕事や観光で行く人にあげてしまってもいいでしょう。

現地での設定

設定は簡単で、現地に行ってSIMカードを入れ替えれば、その国のキャリアの電波をすぐ掴んでくれます。ただ気を付けないといけないのは、日本で格安SIMカードを利用しており、「プロファイル」をインストールして設定しているケースです。例えば私は普段「IIJ-mio」を利用しているため、SIMカード入れ替えの際に、プロファイルも削除する必要がありました。また帰国時にSIMカードを戻しいれた際、再びプロファイルを設定する必要があります。今は空港も無料の無線LANがありますので、それでネット接続しプロファイルをインストールしましょう。その方法がわからなくなると、帰国してすぐスマホを利用することができなくなってしまうので注意が必要です。

もうひとつ。もし「国際ローミングを利用する」設定がオフになっている場合は、オンにしてください。英国の通信会社のSIMカードを、イギリス以外で国際ローミング利用するためです。

このSIMカードは、足りなくなった際にショートメッセージなど使って追加で通信容量を増やすこともできるようでしたが、それには英国のクレジットカードが必要なようです。心配な方は、少し多めの容量のSIMカードを用意していくといいと思います。