昆明の市内中心部・金馬碧鶏広場の一角にあり、買い物にも便利なユースホステル。すぐ近くには雲南特産品の店を集めた商業街となっておりレストランも多い。またブランドショップなどがならぶ歩行街までもすぐ。ユースホステルに併設されているカフェバーは広いテラスを持ち、さまざまな席が用意されており、夜遅くまで欧米系旅行者で賑わっている。
宿泊体験レポート(2014年1月)
こんなユースホステルは初めてかも。
昆明は雲南観光の中継地点でもあり、中国人はもちろん世界各国から旅行者が集まる。
雲南は少数民族も多く暮らす山岳地帯、欧米からのバックパッカーも非常に多い。
そんな昆明の中心ともいえる金馬碧鶏広場にあるユースホステルは、非常に面白い場所だった。
ユースホステルがある三階まであがったらびっくり。欧米からの旅行者を中心に大勢がダウンジャケット着たままソファ席でビールを飲む、半オープンなバーだった。
屋内部分はこんな感じ。
ビリヤードありカウンターあり。
広いテラスもあり、暗くてちょっとわからないと思うが、ここにもたくさんテーブルがあり、夜景見ながらまったり飲み明かしている人達がたくさん。
昆明は中国南部とはいえ結構寒い。
日本人だったらこの真冬気候の中、外でビール飲もうという気持ちはわかないと思うのだが、中国人&欧米人は違うらしい。
この巨大かつ雰囲気・展望も抜群のバーを併設しているというのが、このユースホステルの最大の特徴かもしれない。
外に行かなくてもここで深夜まで飲める。
英語も苦手な私には無理だけど、そうでなければここで他の一人旅行者達と思う存分情報交換できる。
雲南からはラオス・ベトナムなど東南アジアへも陸路で行くことができ、ここからチベットに向かう人たちもいる。きっといろんな情報が飛び交っているのだろう。
部屋はすべて三階。
かなりの規模だ。
私が泊まった部屋は6人部屋だった。
うれしいのは、二段ベッドがサイド階段なこと。ハシゴより安全かつ楽にのぼれる。
あちゃーと思ったのは、男女混合部屋で、自分以外全員男性だったこと。しかも中国人ひとり除き皆白人、こんなシチュエーションはユース泊まり経験の中でも初だった。
人よさそうな中国人の男性と軽く挨拶会話した後、私はさっくり寝てしまったので、その後深夜にかけてひとりまたひとりと部屋に戻ってきてそのままベッドに転がり込んでしまった他の同室人とは、ひとり除き顔もあわせていない。
翌日も、皆が寝ている間に荷物まとめて部屋をでてしまったので特に居心地悪いとかはなかったけど、もし自分がおばさんでなく若い女の子だったら、ちょっと緊張しただろうなあと。
このユースは、4~10人のドミトリーがあるがどこも混合らしい。
鍵のかかるロッカーは大きめで使いやすい。
部屋にはトイレ&洗面台&シャワーがあるが、共有スペースに個室タイプのシャワールームがいくつもあるので、そちらを使っている人のほうが多いようだ。
ここから先は、翌朝撮影したもの。
前夜、完全に満席状態だったソファー席。
テラス席も広い。
ビアガーデン好きな私にはたまらない。
夏にきてここでビール飲みたい。
人数少なければこんなスペースも。
さらに、外を眺めながらひとりで飲めるこんなカウンター席も。夜には正面には高層ビルが、そして眼下には旅行客も多く集まる広場の夜景を眺めることができる。
こんな椅子も。
座りやすいかどうかは不明。
ドミトリーが男女混合しかないらしいので、女性にとってはちょっと泊まりにくいかもしれないが、他にもダブル・ツインなどいろいろなタイプの部屋があり、値段も大都市ユースにしてはかなり安いので(ドミトリーは35元から)、「夜飲みたい」という人にとってはおススメだ。
ちなみにすぐ下の広場には、お土産ショップ立ち並ぶ商場(ショッピングセンター)がある。
雲南特産のコーヒーやお茶、そしてカラフルな雲南インテリア&アクセサリーを売っている店が多数立ち並ぶ。
過橋米線はじめ、雲南ならではのグルメを味わえる店も多く集まっている。