ひとつの街にいくつものユースホステルがある場合、どこがいいか悩む。
立地ももちろん大事な要素だが、部屋や施設もユースによってまったく異なるので、できれば人気のところに泊まりたい。
ひとつは、他の宿泊客と会話した際にはついでに「他にどこのユースホステルに泊まったことがあるか」聞いておくことだ。夏休み中の大学生など、大学から実家までユースをはしごして旅行しながら帰省している人もいる。良かったユース・不満なユースの最新情報を持っている人も多いだろう。
もうひとつは「ネットの口コミ」。
中国は、日本以上に口コミサイトが盛り上がっている。日本人の場合、ネット上で発言する人は比較的限られているが、中国の場合、顔写真をネット上に公開することもあまり抵抗ないようで、また「基本おしゃべり好き」な国民性もあり口コミサイトは情報が非常に充実している。とくに最大のネットユーザである大学生・20代の利用が多いユースの場合、探せばかならず誰かが情報を発信している。
ここはポータルサイト「百度」の中の情報共有プラットフォーム。
日本でいうところの「Yahoo!知恵袋」的存在だ。
中国語ができない人でも、いくつかの単語を組み合わせることで、中国人がオススメするユースホステルを探すことができる。
例えば雲南省の昆明市内には複数のユースホステル(青年旅舎)がある。
いったいどこがオススメなのか?
百度知道で複数キーワード検索をしてみよう。
- 昆明
- 青年旅舎
- 好
そうすると、関連するQ&Aがいろいろでてくるはずだ。
「请问昆明的青年旅社比较好的是?」は「昆明のユースホステルで比較的いいのは?」という意味。「昆明青年旅舍哪家最好,要最好的!」は「昆明のユースホステルで一番いいのはどこ?」と聞いている(「哪家」の「哪」は「どれ」の意味)。回答ももちろんすべて中国語だが、漢字を追いかけていればいくつかユースホステル名もでてくるので、手がかりにはなるだろう。