暑いエジプトを避け、10日間ギリシャ旅行してくることにした。夜遅い便でアテネに発つということで向かったのは、アタバ市場。
次にエジプトに戻ってきた時はラマダーンなので、今のうちに、日中賑やかな市場を写真・ビデオに収めておきたいなあと。
肉や魚、野菜・果物などがあるアタバ市場には、道間違えていきそびれたが(なぜかここ、毎回道わからなくなる)、アタバからハンハリーリに向かって長く延びるスークをずっと歩いた。
一番日差しが厳しい時間帯だが、それでも人がいっぱい。
特に観光客向けのエリアでもないので、変に声をかけられたり押し売りされたりすることもなく、たまに「あちょー!」とカンフーの真似をされるのを笑ってやり過ごしながら歩いた。
アタバ広場からフセイン広場まで、「ムスキ通り」というスークが長く伸びる通りを歩く。
いつ来ても、活気があり、いろいろな商品を見ることができ、買い物にエネルギーを大量投下するおばちゃんたちを見ることができ、非常に興味深い場所だ。
ガラベイヤと呼ばれる、裾の長い衣装もここなら安く買える。
襟から胸にかけて刺繍が施されているものなども35ポンド(700円)ということなので、枚数や交渉でもう少し安くなるだろう。
ずっと歩き続けると、外国人向けお土産屋さんが数多く並ぶハンハリーリ市場にでるが、そこよりもずっと安く、またちゃんと値段もついている。
地元の人がいくらで買っているのかを確認することもできるので安心だ。
見ていると、言い値からの大幅な値引きのようなことはなく、まとめ買いした時に少し安くなる程度みたい。
「スークでは3倍・5倍の値段でふっかけるのは当たり前」なんていう話がよくあるが、それはやはり、価格がわからない外国人観光客の世界だけだ。
フセイン広場近くになってゆくと、香辛料の店も。
あたり一面に、むせそうなほどの香りが漂っている。
価格はキロ単位。
ただ、「1/2キロ(ヌス・キロ)」「1/4キロ(ロバ・キロ)」でも買える。
そしてハンハリーリと呼ばれるエリアに入ってくると、いっきにお土産ショップが増えてくる。バスで乗り付けるツアー客の姿も増えてくる。
ハンハリーリも非常に面白いのだが、時間があれば、ハンハリーリを途中で引き返さず、ずっと奥のほうまで歩いて行ってみるといい。ハンハリーリでは見つからなかった、普通の人が日常で来ている、あまりゴテゴテしていないガラベイヤや男性用の民族服なども買えるので。
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