ズッキーニやナス、キャベツ、ぶどうの葉、ピーマン、トマトなどで作る(ズッキーニとナスは、中身をくりぬく)。
]]>お店によって味は本当に大きく異なるが、香辛料も軽くきいていて、コメ料理好きな日本人の口にも合うと思う。日本でもピーマンなど使って簡単に作れるので、エジプトでマハシを食べて気に入った人は、ネットでレシピを検索して作ってみよう。
ちなみに、マハシやモロヘイヤスープは、家庭料理の代表格。
家では大きな鍋で大量に作られることが多い。
・・・食べきるのにいったい何日かかるんだろう???
]]>こっちでは丸いパン(アエーシ)に挟んでくれる。
その中身として一般的なのが、ターメイヤ。
ソラマメを潰して揚げたものだ。
エジプト料理で有名なレストラン「フェルフェラ」のタラアト・ハルブ通りの支店では、入ってすぐのところで揚げている風景を見ることができる。
街中でも、おじさんがせっせと揚げている。
揚げたては香ばしくてジューシーでおいしい。
テイクアウトしてきて、ホテルの部屋でビールを飲む時のおつまみにしてもいいかもしれない(これだけだとちと味がないかもしれないけど)
「フール」は、同じそら豆を煮込んだもの。
エジプトではよく朝食に食べる。
お店でも売られていて、テイクアウトの場合にはビニールなどに入れてくれる。
これに、レモンや香辛料のクミンやオリーブオイルなどを好みでかけて食べる。
旅行中に食べる機会は少ないかもしれないが、大きなホテルの朝食ビュッフェなどではよくあるので、見かけたら食べてみよう。
]]>勝手に「エジプト版吉野家の牛丼」と呼んでいるが、エジプトの代表的なファーストフードだ。
]]>レストランのいちメニューというのではなく、コシャリ専門店が町中にはいくつもある。
日本でいうところのラーメン屋・牛丼屋的な感じだ。
アラビア語で書いてしまっているのでちょっとわかりにくいが、ガラス越しに店内をのぞくと、入口付近に大きな鍋が2つ並んで置かれていて、ひとつにはご飯、もうひとつには小さなマカロニが山盛りに入っている。
店内に入るとこんな感じ。
その場で器にご飯とマカロニをよそってくれ、トッピングを聞いてくる。
ソースは別皿に入れて渡されるので、食べる直前にかける。
トッピングには、
・揚げたスライスオニオン
・レンズ豆
がある。
またテーブルの上にはガラス製やアルミ製の細長いボトルが置かれている。ひとつが酢でもうひとつは辛いソース(シャッタ)だ。時々どかっとでてしまうので、念のためスプーンに慎重に注いでから少しずつかけて味を確認したほうがいい。
ちなみに大きなアルミのボトルには水が入っている。
コップもあるので自分で注いで飲んでいいのだが、ミネラルウォーターではないので、お腹心配な人はやめておこう。
なぜかコシャリ屋さんには、「ロズ・ビ・ラバン」というどろどろっとした甘いライスプリンがある。牛乳苦手な人にはちょっとだめかもしれないが、興味ある人は注文してみよう。
コシャリのいいところは、テイクアウトも可能なこと。
ホテルに帰って食べたいという場合には、こんな容器に入れてくれ、フォークもつけてくれる。
シャッタは小さなビニール袋に入れてくれる場合が多い。
ただ暑い国で傷むのも早いので、ちゃんとその日のうちに食べよう。
]]>とりわけ観光客の場合、ピラミッド周辺やルクソール西岸、最南端のアブ・シンベル神殿など、暑めのところを集中的に訪れることになる。
]]> 夏だからこそ長袖が必要「だからTシャツに短パンでいいだろう」
と思いがちだが、逆に暑いゆえに長そでや長ズボンが必要になる。
欧米人観光客の中にはノースリーブで肌を真っ赤にして歩いている人も多いが、気をつけないと火傷に近い状態の日焼けをする。いくら日焼け止めを塗っていても、素肌を直接太陽にさらすのは危険だ。
日焼けは体力消耗にもつながり、体調を壊しやすくなる。
夏の時期は、
・半袖Tシャツ
・UV加工された風通しのいい長袖ジャケット
・下も風通しのいい長ズボンや裾の長いスカート
・ツバの広い帽子
・歩きやすい靴(砂地や舗装状況悪いところも多いので)
がお勧め。
とにかく素肌を極力覆うようにしたほうがいい。
油断すると首回りも日焼けしやすいので、スカーフだったり、最近よく見かける、濡らして軽く絞って使うと首回りのクールダウンにもなる日焼け対策グッズなどがあるといいだろう。
(結構一瞬で乾いちゃった気がするけど)
帽子はツバ広めのほうがいい。
エジプト旅行では、着いて数日で体調崩してしまう人も多い。
40度近い外気の中と、バスやレストラン・ホテルなど冷房効きすぎている場所を頻繁に行き来するのも理由のひとつだと思う。
また、夜にピラミッドやカルナック神殿の光と音のショーを見に行くことなどもあると思うが、時期によっては、夜は結構冷え込む。
ちょっとだけ荷物になっても、
薄手の上着一枚持ち歩くようにしたほうがいいだろう。
イスラムでは、女性が肌を見せることはよくないこととされている。
実際エジプト人は、おしゃれな若い女性でも、ちゃんと長袖のシャツを着ている。
(Tシャツなどを切る場合でも、その下に肌にぴったりした長袖のシャツを重ね着したりしている)
時期に関係なく、腕・足・胸元など露出度の低い服を着てゆくようにしたい。
特に最近は、日本でも胸元が大きく開いていて、谷間がくっきり見える服装が珍しくなくなっている。そういう服装は現地では挑発的なファッションにもなり、セクハラなども誘発しかねないので気をつけよう。
モスク訪問の場合には、入場ルールとして服装に決まりがある。
ただメジャーな観光地になっているモスクでは、肌が露出している服装で訪れてしまっても、上から羽織るものを貸してくれる。
↑これはムハンマド・アリ・モスクで貸し出される緑色のマント。
春(3月から5月)・・・気温的には過ごしやすいが、時々砂嵐が吹くことがある 夏(6月から8月)・・・日中の気温が40度を越えることも多く、避けたほうがいいだろう 秋(9月から11月)・・・9月はまだ暑いものの10月以降は旅行に適している 冬(12月から2月)・・・旅行に適している(夜はやや冷え込むくらい)
冬は結構涼しくなるので旅行には適しているが、1月など、夜は結構冷え込むことも。現地では男性など皮ジャンを好んで着ていたりもする。
日本の気温とエジプトの気温を比べながら、最適な服装を準備していこう。
●日本(東京と大阪)の気温
●エジプト(カイロ・アスワン・ルクソール)の気温
ちなみに雨は滅多に降らないので、雨具の準備は不要。
万が一雨に降られたとしたら、多少濡れても、珍しい体験ができたと喜ぼう。
曇天だったけど、直前まで猛暑のカイロだったので(日本みたいに「あら今日は涼しいわね」的な天候変化はあまりない)、とにかく涼しく感じた。
]]>これは機内食。
行きは特に大丈夫だったのだが、帰りは途中で妙に足がむずむずしてしまい、12時間は結構長く感じられた。やはり何か、厚めの文庫本を一冊調達してくるべきだった。
ただいま。
京成線に乗って、金町駅で降りて、キヨスクでビール一本買って団地へ。
帰国した実感が湧いたのは、団地のエレベーターを降りたところで、親しくさせてもらっている同じ階の人と偶然会って、荷物&大量の郵便物抱えたまま立ち話した時。
「サイト見てたわよ」
「アラブ人みたいじゃない(笑」←頭髪を広いバンダナで覆ったままだった
「大雨と雷で大変だったの」
そうなんだ~。
日本はとても涼しい。
秋を感じる。
帰宅してすぐ自宅の窓を全開にしたら、気持ちいい風が入ってきました。
(まあ、窓全開にした理由は、台所に放置されていた長ネギが液状化し、なんとも香ばしい事態になっていたためなんだけど)
でもきっとまたしばらくすると、
あの猛暑のカイロを、汗まみれになって歩きたくなったりするんだと思う。
またいつか、行きたい。
]]>街の中心部タハリール広場横のバスターミナルから出発するのだが、特に「空港行」という看板があるわけでもないので、外国人旅行者には見つけにくい。
]]>
せめてここくらい、「AIRPORT(TERMINAL 1/TERMINAL 2」と書いたバス停を作っておくか、もしくは行き先表示のところに「No.27 TAHARIR Sq. ─ CAIRO AIRPORT」と手書きでもいいから路線番号と行先を書いてくれれば、どれだけ外国人旅行者にやさしい街になるか・・・。
毎回そう思うんだけどね。
バスがタハリール広場をでたのは2時半前だったんだけど、
ラマダーン時は勤務時間が短いので、通りは早くも帰宅ラッシュ。
(アハマドやシャヒナーズは、3時頃に帰宅して仮眠、5時半頃に起きて夕食の準備、6時の日没で食事という感じだった)
前回の「リコンファームしたのにフライト時間変更を告知されず乗りそびれた」事件があったので、かなり余裕もって動いていた。よかった~!
ちなみに空港内のバスターミナルは、カイロ空港の第一ターミナルをでて、ずっとまっすぐ行ったところにある(200mちょいあるんじゃないかな)。空港出口から見えなくはないが、途中、割と広い駐車場を越えていかないといけない。初めてエジプトに来た人が、しつこいタクシー運転手とか旅行会社の人とかに絡まれながら、バス停までたどり着くのは、場合によってはちょい大変かも。
でも、数は少ないが、400番のバスであれば24時間市内まで運行しているので、「節約してバスで行こう」と思っている人は、頑張ってバス停にたどりついてほしい。
そしてこれが第一ターミナルの出発ホール。
自分はエジプト航空の東京直行便で17:45発だったので、こっちだ。
中はきれい。
旅行会社でバイトしていた時、日本からのフライト到着を待って、何時間もよく過ごしたっけ。
荷物はぎりぎり持っていったバッグでおさまった。
地球の歩き方「エディターズキャリーバックパック」 は、今回もいい働きをしてくれた!
両方合計で20kg。
お土産などもあるので結構な重さになった。
(チェックインカウンターで、手荷物も一緒に計測してもらった)
次に海外旅行する時は、「デジタルビデオ」「ノートPC」の小型化を図り、「エディターズキャリーバックパック Jr.」で常に機内持ち込みできる体制の旅行をしたい。
入国カードは確かネフェルタリの頭像だった気がするが、出国カードはスフィンクスとカイロタワー。
中にはお店が結構ある。
余ってしまったエジプトポンドをここで使ってしまおうという人がいろいろ買い物をしているのだろうか。ただし高い!!!
なつめやしも、街中で買うよりおしゃれなパッケージのものが多いのだが、10倍近くの価格差がありそう。
お菓子なども結構そろっている。
これはコナーファなどの詰め合わせ。
買って帰りたかったけど、値段見てびっくり。2~30ドルする。
街中ではキロ数百円のものがだ。
上はカフェになっている。
いろいろ。
看板だけあるが、今はクローズドされてるとのこと。
空港での待ち時間に食べたケーキと紅茶。
エジプトの物価から考えるとありえないほどの値段で(両方で40ポンド/約800円)、食べたらあまりの甘さで大後悔。
まあ、大後悔前提での注文だった気もするけど。
そして空港内のポスト。
なぜこの写真があるかというと、友人の娘さん宛の絵葉書、書いたのはずっと前なんだけど、なかなかポストに出会えず、なんと最後の最後での投函になってしまったためだ。
さようなら、カイロ。
]]>後半は計5日ほど「イスマイリア・ホテル」という日本人・韓国人バックパッカーの多いホテルに泊まっていたんだけど、ラウンジが手頃な広さなこともあり、日本人はじめ他の旅行者ともいろいろ話ができた。
]]>カナダ人のドクター(多分すでに引退)。
今回はひとりで3~4か月の旅行にでてきていて、これまでもそのくらいの期間であちこち旅行している方。
「お金を子供たちに残しても仕方がない」
「世界中を旅して、いろいろな人と話をし、いろいろなものを見たい」
「健康がとにかく大事だ。そうすれば年を取ってからもやりたいことができる」
そういって、これまで訪れたことがある何十カ国もの話をしてくれた。
安ホテルなので、宿泊者は学生・20代中心。
自分なんかも「年寄り」の部類に入ってしまうんだけど、「ファイブスターホテルに泊まったのでは誰とも話ができない」といって、好んでこのホテルに泊まっているとのこと。
それは確かにそうで、
ドミトリーも併設されたこんな宿だからこそ、ラウンジでは
「今日どこまわってきたんですか?」
「僕は今日ついたばかりなんですよ」
「へー、東向きに回る人も珍しいですね」←世界周遊者も結構多かった
なんて会話で盛り上がれる。
大学でアラビア語を学んでいて、エジプトで一年勉強するためにやってきた学生さん。
自分がこのホテルに来て最初に話した人だ。
その時彼はちょうど到着4日目。
語学学校をまわったり、諸手続きのために日本大使館を訪れたりしながら、アパートのことなどいろいろ悩んだりもしていた。
17年前の自分の姿とめちゃめちゃだぶった。
「アラビア語勉強するって勢いで渡航してきたのはいいけど、こんなホテルで何やってるんだろう...」と、焦燥感に駆られていた最初の半月。普通のホテルだったので他の旅行者との交流もなく、今みたいにネットもなく情報が乏しい中、人に騙されたり、無駄な出費をしてしまったりもして、激怒したり自己嫌悪したり、結構しんどい時期もあった。
ただその一年の経験のおかげで、「自分はここまでできる」というバーは確実にあがったし、自分自身の価値観、評価基準を持てるようになった。
今回自分が出会った学生さんは、同じ日本人から見てもとても誠実な人。
エジプト人から見たら「アンビリーバブルな程の誠実さ」で間違いなく好かれるだろう。
そして、楽しい経験もしんどい経験も、たくさん重ねてゆくんだろうなと思う。
もしかしたらこの記事を読んでくれるかもしれないので(写真掲載許可をとったので)、ここにも書いておきます。
お会いできてよかったです。
昔の自分とだぶって、すごく懐かしい気持ちになりました。
頑張ってね!
限られた時間の中、積極的に挑戦していってください!
そして素敵な思い出をたくさん作ってくださいね!
ナイジェリアから来ていた人達。
フレンドリーな人が多く、夜よく共有スペースで雑談していたりした。
初日、学生さん含めて5人で長話していた時には、エジプトの食べ物の話からナイジェリアのお酒やダンスの話になって、
「そもそも何で俺たちが夜、“水”のペットボトルをテーブルに並べて話をしてるんだ!」
「酒だろ、普通!!!」
みたいなことを大声で叫んでいて面白かった。
ホテルのスタッフ。
「写真撮ってもいい?」
「1ポンド」
真面目な顔でそう答えてくる人だ。
同じくスタッフ。
いつも朝食や紅茶を頼んでいた。
若いんだけど、宿泊者が少ない時など、ラウンジの椅子に座って真剣にコーランを読誦していた。
残っていた買い物は、ミュージックテープ。
エジプトはまだカセット主体なのでなかなかCDが見つからなかったが、ラムセスヒルトンホテル横のモールで遂に発見!
最後の最後に目的のものが買えてよかった!
そして、シャヒナーズの携帯電話と自宅に最後の電話。
ヤスミーンは外出中で、妹のマルワにマッサラーマを告げた。
たった二晩なのに、子供たちとも仲良くなれた。
というか、エジプト人は大人も子供もすごく情が深い気がする。
(一時間ほど前に帰宅しました。この記事とその前の2本は昨日エジプトで書いて、自宅でアップしたものです)
昨日の夜も、最後ナイル川沿いのクラブで別れる直前の30分くらいは、長女ヤスミーンとマルワに「どうしてあともう一泊うちに泊まってくれないの」「ホテルは明日の朝行けばいいから一緒にうちに帰ろう」「アイ・ミス・ユー」「次はいつくるの?」と言われ続け、正直なところ、そう言ってくれるのはすごくうれしいんだけど、なかなか大変でもあった。
昨夜は、アハマドの奥さんシャヒナーズと子供たちと、シャヒナーズの兄弟とその子供たちで、ナイル川沿いのクラブに夜遊びに行った。
途中でシャヒナーズがタクシーを降りて、スイーツのお店に入った。そしてショートケーキやエジプトのスイーツを大量購入。
エジプト人は、甘いものが大好きだ。
それで、男性も女性もとにかく太っている。糖尿病になる人が多いとのこと。
特に女性は、結婚して子供を産んだ後もスリムな人というのはあまり見かけない。40歳過ぎると、階段登るのもしんどそうなくらいに恰幅良くなっている場合が多い。
写真はお店の中にあったホールケーキ。
普通のケーキに見えるかもしれないが(見えない?)、スポンジケーキには「これでもか」というほどにシロップ浸しになっているケースも多い。普通のショートケーキも、ありえない甘さだったりするのがエジプト式だ。
きっと日本の「さりげない甘さ」のケーキなど食べたら、物足りなすぎて砂糖をかけたくなるかもしれない。
コナーファやバスブーサなど、エジプトのスイーツも大量に並んでいる。
この時期は特にたくさん食べるのだという。
ナッツなども入っていて、こちらは癖になる味だったりもする。
どれも1kg単位の価格が書いてあるので、自分はいつも「ロバキロ(1/4キロ)」「ヌスキロ(1/2キロ)」と注文しているが、それでも多い。
エジプトのスイーツは、こんな厚紙でできたお皿にきれいに盛り付けて包装してくれるのだが、他の人が注文するのを見ていたら、普通に1kg単位だった。1kgの甘いお菓子ってすごい量だよ!!!
今回、シャヒナーズの兄弟&ヤスミーンの従兄弟たちが集まったのは、クラブ・ナイルという、ナイル川沿いにあるクラブ。敷地も広く、中にはサッカー場やバスケットボールやテニスコート、滑り台などの遊具がある場所、体育館などあって、カフェスペースもかなりの広さ。
目の前にはナイル川。
そして、カップル達のデート場所としてもほっとな橋がかかっている。
対岸にはフォーシーズンズホテルや、船上レストランなどが見える一等地だ。
その2日前に訪れたザマリッククラブほどではないが、やはりたくさんの人たちがでてきていて、サッカー場でも子供たちが元気にボールを追いかけていた。
特に何かをするというのではなく、家から食べ物やお菓子などを大量に持ち込んで、夜が更けるまで家族や親戚や友達達とずっとおしゃべりしながら夕涼みする。そんな過ごし方を、ラマダーン時だけでなく普段でもよくしているそうだ。
シャヒナーズとその兄弟たちも、どこかに遊びに行った子供たちには構わず、ずっとおしゃべりを続けていた。
15歳のヤスミーンと、10歳の男の子ムハンマドが年長で、あとはみな小さい。
マルワと、マルワより少し小さい女の子二人がとにかく元気でやんちゃで、「みんな行くわよ!」と従兄弟全員をひきつれて、クラブ内を走り回っていた。
イスラム圏ということで、イメージとしては女性がすごく弱い立場にあるように思われがちだが、暮らしてみるとわかる。少なくともエジプトは、女性のほうが強くて元気で、喧嘩でも本当に口が達者だ。どこかにまだ男尊女卑的な感覚も多少残っている日本人から見ると、びっくりさせられることも多い。
遊具で遊ぶ子供たち。
最初は見慣れないアジア人を遠巻きにしていたが、すぐに懐いてくれて、「アティコ。アイザ・エ?(何食べたいの?)」「サワルナー(写真撮って!)」と、めちゃめちゃ絡んでくれた。
遊具のある場所では、よその子供たちが、ちっちゃな声で「ハイ」「ハロー」とか言いながら自分たちを興味津津で見ているのが、ちょっとうれしかったりもしたみたいだ。
これはヤスミーンが頼んでくれたジュース。
・・・かと思ったら、トマト味で香辛料のクミンもよくきいた、かなりスパイシーな飲み物だった(そしてストロー入っているけどすごく熱い)。
ヤスミーンとムハンマドは、親たちとカフェスペースに滞在しながら、自分に大量の質問を繰り出してきた。
「日本の学校は何時間勉強するの?」
「レストランたくさんあるの?」
「どんな食べ物を食べるの?」
「スポーツは何をするの?」
中には
「中国人はごきぶりを食べるって本当?」
なんてのもあった。
即答で否定したけど(中国人は世界でも有数の美食民族なんだぞ!)
ついでなので「中国料理はとてもおいしく、(ごきぶりは食べないけど)4つ足のものは何でも食べるといわれている。ただし椅子を除いて」と説明してみたんだけど、このジョークは通じなかったようだ。
「なぜ椅子を?」
「いや、だから椅子は食べないの。椅子以外で四つ足があるもの」
「???」
もしかしたら「中国人はテーブルを食べる」など、別の話を広げてしまったかもしれない・・・。
楽しい夕涼みは時間がたつのも早く、24時少し前にお開き。
そして自分はこれでお別れ。
ヤスミーンの写真がないのは、
最後のほう、彼女が「アイ・ミス・ユー」を繰り返しながら沈んでしまったからだ。
ぎりぎりまで何度も「今日もう一泊私たちと泊まっていって」と言われ、母親のシャヒナーズにも「アティコを一緒に連れて帰らなくちゃ」とせがむ。
自分も、たった数日間とは思えないくらい思い入れが強くなってしまっていたので、別れがたいが仕方がない。
前回ヤスミーンにあったのは、
彼女がまだ8歳の時だった。
次にまた会う機会があるかどうかわからないが、その時はきっと、彼女はもう成人しているだろうし、もしかしたら母親になっているかもしれない。
いやでも、「また会えるはず」と思って別れた大家さん夫婦ムッシュー・サーデクとマダム・サミーラは、その数年後に亡くなって再会は果たせなかった。今回も息子のアハマドに二人と一緒に写っている自分の写真をたくさん見せてもらい、思わず涙してしまった。
そう思うとちょっとぐっときたが、
アハマドやジハーンには二人の面影がある。
孫のヤスミーンやマルワ、ヌールの中にも、サーデクとサミーラがいる。
きっと元気でいれば、また会えるだろう。
イン・シャー・アッラー。
17年前に、この一家と出会えたことに感謝。
アル・ハムド・リッラー。
結構真剣に探したのは、アラビア語も勉強始めているという人用に欲しかったアラビア語Tシャツ。
表には「アナ・ムシュ・アイズ」(私は欲しくない!)と書かれている。
背中には「金は欲しくない」「銀も欲しくない」と、いろいろ欲しくないものが書かれている。完全に「観光地用ジョークTシャツ」だ。
もひとつはこれ。
エジプト人が三人手を広げて「バクシーシ」(チップ)連呼。
背中にもちゃんと後姿。
なかなかキュートだ。
あとアラビア数字の腕時計も発見。
すぐ壊れると思うけど購入!
「WATER RESIST 50M」って、これは絶対嘘だよなあ。
しかし札を見てびっくり。
なんと「TOKYO JAPAN(日本)」とある。
その上には「Japan CBM Corp」という会社名も。
「これ日本製だってよ」
「心配するな。日本製って書いてあっても実際は中国製だ」
「あ、そうなんだ。なら安心・・・のはずないよ~!」
なんだかなあ。
「日本製とあるほうが売れるから」「(本物の)日本製はとても質がいい」とにこにこしながら説明してくれたけど、うーん、微妙だなあ~。そんな“偽装日本製”がたくさん中東にでまわっているのかと思うと。
スークを歩いていても、洋服から文房具、キッチン用品に家電製品まで、とにかく「中国製」だらけだ。昨夜訪れた知人も、「最近はなにもかもが中国製になっちゃって・・・」と、ややうんざり顔で語っていた(エジプト製よりはずっと質がいいと思うんだけど)
ホテルに帰ってくる少し前に、包丁も購入。
これはモロヘイヤスープを作る時に、モロヘイヤを細かくみじん切りにするのに使う。左右にゆらゆら揺らすのだ。
ところが近づいてみてびっくり。
こちらにも「JAPAN」の文字。
「日本製だってよ!」
ヌビア人だという感じのいいお店のおじさんに言うと、やはり同じ答えが返ってきた。
「ステンレスが日本製なだけで、実際には中国で作ったものだ。安心しろ」
うーむ。
まああまり気にしないでおこう。
そのうち、世界中のどこに旅行してお土産を買っても、すべて「隣国からのインポート品」になる日も近いだろう。
あと、これは数日前に郊外の巨大ショッピングセンター内の巨大スーパーを訪れて買ったもの。エジプトや中東諸国で飲まれている、レンズ豆のスープだ。3種類をいくつか購入。
これは香辛料のクミン。
市場で買えばキロいくらとかで激安に買えるんだけど、そんなにあっても仕方ないし、人にあげるにも不便なので。
(ついでにいうと、昔そういう形で香辛料かお茶か何かを買ったら、「きっと日本には存在していなかった」何か虫が押し入れから大量に発生してしまい、家の中が大変なことになった)
そしてハイビスカス茶。
これは5個も買っちゃったけど、かさばるし、つぶれないようにパッキングするのがちと大変で後悔。
無事持ち帰ろう。
≪ここから下は帰国後追加≫
最終日に購入した音楽CD。
友人からの頼まれ分1枚含め、3枚を購入した。
歌のタイトルが英語でも書かれているもののほうが、お土産には適している。
これは、郊外のモール「シティー・スターズ」内のスーパーマーケットで見つけた定規。
なぞるだけで、誰でも簡単にアラビア語が!って代物だ。
これはホテル下の店で購入したなつめやし(デーツ)。
種をくりぬいて代わりにアーモンドを入れているものは高級品。
ひと箱6ポンド(120円)だった。
そして、これが一番の高級品。
オーダーメイドで名前を入れたカルトューシュ。
最初の1週間目に注文したのが、サイズの大きなもの。68ポンド(約1,360円)した。その後、あと2個欲しくてずっと探していたんだけど、最初ほど安いところは見つからず、結局帰国前日に、タハリール広場近くの店で、一回り小さなサイズのものを1個70ポンド(約1,400円)で購入した。
つや消しのシルバーだ。
どちらも、なかなか作りがよく満足。
]]>文字盤の数字が、私たちが使っているアラビア数字ではなく、アラビア語の数字になっている。
]]>
場所はタハリール広場を背に、タラアト・ハルブから少し先に進んだところの右手にある雑貨屋の店頭。ちょい自信ないが、タラアト・ハルブ通りやカスル・イッニール通りなら知っているので、もうひとつのサブリ・アブー・アラム通りじゃないかなあ。
あとで思い出せるよう、タラアト・ハルブ広場近くからその通りの写真も撮影しておいた。気になる人はこれを手がかりに探してみてほしい。
ちなみに価格は1個19.75ポンド(約390円)。
面白いから、お土産としてもっと買っておけばよかったなあ。
向かった先はアタバからハンハリーリの間のムスキ通り。
]]>・・・をずっと直進して、ハンハリーリへ。
フセイン広場にでてきてびっくり。
いつも外国人観光客などでにぎわうカフェは、店の前のテーブルや椅子を片付けてしまっている。
店の奥を見ると、中の狭いところでペプシとか飲んでいる人もいるが、やはり外国人の多い店とはいえ、フセインモスク前ではラマダーンの日中、大々的な営業はしないんだな。
(当たり前ちゃ当たり前なんだけど)
何軒かで「アラビア語のTシャツが欲しい」と聞いていたのだがなく、最後に尋ねた人は「知ってる」といって、香水ガラス瓶のお店に引っ張っていった。「違うじゃん!」と抗議すると、二階にあがれという。細いらせん階段登ったところはお店の倉庫っぽくなっていて、箱いっぱいにアラビア語Tシャツが入っていた。
どこ行っても見つからなかったのにこんなところに!!!
ところがこの少年がなかなか手ごわい。
他の店では取り扱っていないこと、自分が欲しがっていることを前提に、1枚35ポンドから全然値引きしない。
Tシャツは色もデザインも結構種類があり、
作りも悪くない。
これは「私はエジプト人です。外国人ではありません」と書かれている。
エジプトを旅行してない人には意味不明だが、
ピラミッド周辺を中心に、外国人観光客のまわりに大量の「お土産物売り」「ラクダツアー売り込み」などが“たかる”ように群がってきて、ノーサンキューと言い続けても、袖とか引っ張って、もう大変なのだ。
自分などは、「ノーサンキュー」すらいわず、完全無視でぐいぐい歩いていくので、そうすると割とあっさりかわせるのだが、慣れていないと、つい立ち止まってしまったり、困った笑顔浮かべながら「アイ・ドント・ワント・・・」とか言い始めちゃうと、カモ候補になってしまう。
これは「アラビア語で話しかけて」と書かれている。
他には「ムシュ・アイザ」(欲しくありません)Tシャツなど。
どれも、エジプト国内を観光している人が着て、現地のエジプト人から笑いをとるためのTシャツって感じだが、なかなか面白い。個人旅行者なら、これを着てエジプトまわっていたら、あちこちで面白いコミュニケーションとれる気がする(会話のきっかけにはなるはず)。
結局、3枚買って90ポンド(2700円)。
1枚につき5ポンドしか値引きさせられなかったけど、他で扱っている店を探せなかったのだから仕方ない。でもいいお土産だ。
]]>ノートパソコンにビデオカメラ(ハイビジョン撮影できるちゃんとしたやつ)、デジカメ2台、それらの充電器、あと三脚。
移動もすべて、バスや鉄道を使って自力で行わなくてはいけない個人旅行にしては、正直、荷物が重すぎる。つらい。
]]>
そのため、どこで軽量化するかというと、それ以外のものになる。
まずは洗顔・スキンケアグッズ。
昨年の中国旅行の時に無印良品で買った、
そのまま洗面所にS字フックで吊るせるトラベルケースに全部詰め込んでいる。
中身はこんな感じ。
シャンプーとボディーソープは、ホテル備付のやつでいいのではしょった。
念のため、先日ベルメゾンで日焼け対策グッズを購入したらおまけで(見本として)ついてきた、「いち髪」というシャンプーとリンスを2セット持ってきた。
ただ実際には、キャンプ場にずっと泊まっていたりで、「ホテル備付」自体がなかったので、現地でボディソープを購入。面倒なので、シャンプーもそれで済ませてしまっている。
(いいのか、30女がそれで・・・)
これは化粧水。
無印良品のスプレー式のボトル(50ml)に詰め替えている。
スプレー式だと無駄なく使えていい。
顔に直接吹きかけて、あとは指先でパッティング。
さすがに乾燥地帯一ヶ月だと、
これでは足りるか足りないかだが。
日焼け止め乳液の他に、アネッサの日焼け止めファンデーション。
かさばるので、ケースはなしで。
あと、前半はダンスのレッスンを受ける機会があるかも・・・とかいうのもあったので、ごく最小限のメイク道具だけ。実際にはまったく使っていないんだけど。
そしてこれ。
春にセシールのイベントに参加した時もらった「みそのつるつるクリーム」。
「味噌のつるつる」ではなく、京都の地名らしい。
顔・手・足に使えるということで持ってきた。
乾燥するので、化粧水の後にこれを塗っておこうかなと。
確かになかなかいい感じ。
あとは、爪切りとか胃腸薬とか化膿止めの薬とか、体洗うナイロンタオルとか。
端折っちゃったけどやっぱり持ってくるべきだったなあと思ったのは、リンスインシャンプーとボディーソープ(前回の中国旅行でがっちり持っていったら、思い切り余らせて帰ってきちゃったもので・・・)
]]>その時一緒にでてきたのがこれ。
名前を忘れてしまったが、ラマダーンの時に飲む飲み物だ。
「私たちは一日の断食が終わった時にまずそれを飲む。そして礼拝をしてから夕食をとる」
]]>奥さんのシャヒナーズが説明してくれる。
自分は飲むの初めてだ。
以前、本で「空になった胃にやさしい飲み物」みたいなことが書かれていたので興味もっていたのだが、甘いシロップのようなものに、なつめやしやイチジクを乾燥したもの、あとナッツ、あんずなどがいろいろ入っていたようだ。
イチジクなどもやわらかく戻っていておいしいのだが、とにかく甘い。
「ホントに胃にやさしいのか、これ???」
と、ちょっと懐疑的になりつつ、また2日前の買い物時に通り沿いに積まれていた、ちょい埃っぽいナツメヤシを思い出しつつ、なんとか完食。
]]>ここは場所忘れちゃったけど、たぶんタハリール広場から伸びるブスターン通り沿いだったと思う。
外貨だすと、「30ドルだね?」と確認だけされ、すぐ計算書がでてきて、その後、計算書に書かれた金額のエジプシャンポンドを数えながら並べてくれる。
100ポンドが入っていたので「50ポンド二枚に」といって返すと、それもすぐ換えてくれた。早いし対応もいい。
こちらは、アタバ駅近くのオペラ広場の南側の通り沿い。
ここにも何軒か両替屋さんがあった。