ひとり旅が始まりました

写真今、夕方チェックインしたホテルのラウンジバーでネット三昧中。

午後、ずっと一緒だったエジプトアラブ舞踊研究所のツアー参加者一同と別れ、約3週間のひとり旅が始まった。

正直、完全に想定外の心境なんだけど・・・


妙に寂しい・・・。


やっぱ、1週間が楽しすぎた。
充実しすぎた。

空港まで行って見送ってから市内に戻ってくるつもりだったんだけど、急きょ市内で一人おろしてもらうことになったので、先生や他のメンバーにちゃんとお礼と挨拶をしそびれてしまった。

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最後に訪れたのはハンハリーリ市場。
その後空港ぬ向かう途中で、「わだ銀行」とか言いながら、バス車中で余ったエジプシャンポンドを再両替していたら降りる場所についてしまい、ばたばたしながら下車。

小さくなってゆく青いバスに手を振りながら、
なんか涙ぐみそうになってしまった。

そして次の瞬間。


「どうやってこのロータリーみたいな場所から向こうの歩道に渡ればいいんだ???」


現実に引き戻された。

ひかれそうになりながら車道を渡るのは、エジプトでは日常茶飯事。

だけど、今回はずっと団体行動で、銀行に行くにも買い物に行くにも先生が引率してくれ、かるがもの雛みたいに何も考えず気楽に歩いてしまっていたので、感覚がまったく日本のまま。

「どこで降ろしてもらっても大丈夫です」

なんて偉そうなこといったのは自分なのに・・・とちょっと恥ずかしい思いをしつつ、どぎまぎ車道を横切り、近くの人に道を聞いて、元いたホテルに向かって歩いた。

「あ、なんかこのあたりって飽きるほど歩いた場所かも・・・」と思った瞬間、

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前回の旅行で、毎日ターメイヤサンドイッチを買って食べていたお店の前にでた。
いつも店頭に「小柄な笑顔がかわいいおじいちゃん」が会計してて、とても親切にしてもらっていたので、最後の日に、

「今日でお別れです」

と挨拶に行ったら、

「それなら車で空港まで送ってあげよう」

と。

え?車?
おじいちゃん車もってんの?

とびっくりしたら、あっという間にどこかから真っ赤な結構新しい車を乗り付けてきて、度肝を抜かれた記憶がある(その時の日記)

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おじいちゃん、お店のオーナーだったんだ。
しかもこんな派手な車乗ってるとは・・・。

さすがにもう引退したろうと思って覗いたら、


いた!!!


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「アッサラーム・アライクム。私は日本人です。7年前、私はあのホテルに泊まっていて、あなたは、あなたの車で私を空港まで連れて行ってくれました」

そう挨拶したら一発で思い出してくれた。
自分がその後、日本からお礼の手紙を書いて写真を送ったことまで。

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お水を買ったら「代金は受け取れない」といい、逆に近くのお店から紅茶を運ばせてくれておごってくれた。

この出会いで、メランコリックな気持ちはかなり解消された。

その後、泊まる予定だったホテル2軒「満室」で断られ、前回の旅行でも長い間宿泊していたウィンザーホテルに転がり込んだ。

値段の割に設備は悪いけど、アンティークな内装が欧州人に人気あるホテルだ。
前回との違いは、二階のラウンジバーが、ワイヤレスで無料ネット接続できるようになっていること。

(なぜかうまくいかず、有線使わせてもらってる)

メールも一週間まったくチェックしてないので(こんなこと何年ぶりだろう!)、今晩は、ひとりでステラビールを飲みながら、ネット三昧します♪

明日から、徐々に一人旅行の感覚を取り戻さないとね。