・・・が、よくよく考えてみたら、ルクソール─アスワン間は3時間くらいで寝てゆく必要もないので、普通の列車でもよかった。
ただ、沿線の車窓風景をゆっくり落ち着いて眺められるのは個室のいいところ。
ルクソールもそうだけど、ナイル川沿いといっても、緑地ベルトは細く、すぐ後ろには赤茶けた乾いた丘が迫っている。
途中で日の出。
日干し煉瓦で造られた家。
塀で囲まれているので、外からはほとんど中が見えない。
さとうきび畑のようなものも広がっている。
愛想いい車掌さん。
食堂車もいってみた。
誰もいなかった。
数ヶ国語で「開けるな」と書かれている。
そしてアスワン到着は朝8時過ぎ。
・・・とは思えないほどの熱風に、ぎょっとする。
この時間でこんな暑いなんて、日中はいったいどうなってしまうんだ!?
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