チェコ旅行の計画を立てるのに役立つガイドブックや関連書籍をご紹介します。
地球の歩き方 チェコ ポーランド スロヴァキア 2017~2018
海外旅行にダイヤモンド社「地球の歩き方」を持っていくという人は多いでしょう。個人旅行の場合は特に、鉄道やバスなど国内交通の情報も詳細に記載されており、非常に役立ちます。ただちょっと残念なのは、チェコ単体の本がないことです。
これは「チェコ」「ポーランド」「スロヴェキア」三か国をまとめたガイドブックとなっており、そのうちチェコは35ページから208ページまでの計173ページ。ボリューム的にはかなりありますが、なるべく荷物を減らしたい旅行では、ガイドブックもなるべく薄いほうがいい。個人的にはこういう場合、本を分割し必要なところだけを持参します。裏表紙もつけ養生テープなどで背の部分をしっかり補強しておけば、不便なことはありません。ひと手間かけるなら、包装紙などを使ってカバーをしてしまえば、街中で開く時も格好悪くありません。
また電子書籍Kindle版も発売されています。
でもどうせKindle版を買うならこれがおススメです。
分冊のチェコ版です。
紙の本では3か国一緒になったものしかありませんが、電子書籍版ならチェコだけ買うことができるのです。中身は紙の本と一緒。パソコンでもスマホでも専用アプリで開けるの、移動中のバス・電車内での隙間時間に気軽に読むこともできます。もちろん荷物にもなりません。今回私はこれを選択しました。スマホだと、地図のページや、写真が満載された料理・お土産ページなどの小さな文字の部分が読みにくいというデメリットはあります。そういうページはなるべく出発前にパソコンで見ておくといいかもしれません。
チェコの他にも周辺の国々を一気にまわるなら、15か国を一冊にした「中欧」もあります。流石に一か国ごとの情報は薄いのですが、今は海外でもスマホを使ってインターネットでいろいろな情報を得られる時代。中欧周遊するための最低限の情報は載っていますし、ガイドブックに頼り切った旅にしないためにも、逆にいいかもしれません。チェコは31ページから98ページまでの68ページあります。三か国版と比べると1/3ですが、国内移動などについてもそれなり詳しく解説されています。
地球の歩き方には、「地球の歩き方 aruco」というシリーズもあります。「旅好き女子のためのプチぼうけん応援ガイド」とあり、ショッピングやグルメ、スイーツなど楽しみながらの街中散策にぴったりのガイドとなっています。目次を見ていただくとわかりますが、「チェコ」版とはなっていますが、その大半がプラハ。最後の章が「地方の小さな町へのぼうけん」となっていて5都市が紹介されていますが、それほどボリュームはありません。プラハが大半という場合ならこれ一冊でも十分ですが、もし他の都市も訪れるのであれば、交通や宿泊情報などは別のガイドブックやネット等で調べていく必要があります。
個人的にこのシリーズが大好きで、初めての国を個人旅行で訪れる際には必ずこれを持参します。チェコ旅行の際も紙版の本を購入し持っていきました。挨拶でもお礼でも、あるいはちょっとした自己紹介でも、現地の言葉で伝えることができると、地元の人との交流は一気に深まります。またこの本自体、ちょっとマニアックなシーンの会話も取り扱っていたり、食べ物や観光に関するページも充実しており、現地の人に見せても面白がってくれたりします。本自体をネタ・きっかけに現地の人とコミュニケーション──そんな使い方もおススメです。