離れて暮らす高齢の親の見守りと遠隔サポートのため実家をDIYでスマートホーム化する方法

9/24~27開催Amazonタイムセール祭りで見守りテック製品を入手しよう

9月24日(土)9:00~27日(火)23:59に、Amazonタイムセール祭りが開催されます。高齢の親を見守るためのアイテム導入を検討中の人にとってはチャンス。

見守りテックの中核となるスマートディスプレイ「Echo Show」やネットワークカメラ各種、そしてスマートリモコン「SwitchBot ハブミニ」や「Nature Remo」が軒並み大幅ディスカウントとなるからです。

私自身の実家導入経験をもとに、Amazonタイムセール祭りで買うべきアイテムをピックアップしました。考にしていただければ幸いです。
<追記:タイムセール祭りが始まったので価格を追加しました>

課題解決の強力アイテム!「Echo Show 5」

AIアシスタントを搭載したAmazonのスマートディスプレイです。記憶力や認知力が衰えた親を、「外部脳」としてサポートしてくれます。

また上部にカメラがついていて、スマホアプリから「呼びかけ」機能を使えば簡単にビデオ会話が始められるので、「親がなかなか電話にも出てくれなくなった」という悩みも解決します。

私はもともと「Google Nest Hub」というGoogleのスマートディスプレイを使っていましたが、7月のプライムデーでこれを購入し置き換えたところ、いろいろ課題だったことが解決しました。

1.Googleカレンダーに入れた予定を少し前に音声通知してくれる
2.Ringドアベルと連携させれば、来客応対ができる
3.親が応答してくれなくてもビデオ通話をはじめられる

通常価格は8,980円で、この価格でも十分に元をとれるほど高機能だと思いますが、タイムセールでは大幅値引きになるので、私も寝室用にもう一台購入を検討しています。


家電や照明を自由に操る「SwitchBotハブミニ」

この製品には、本当に本当に助けられています。

私の実家では、リビングと寝室にこれを設置し、それぞれの部屋のエアコンと照明、さらにテレビ、扇風機などと接続し、それらすべてを私がスマホアプリから操作することもできるようにし、また母が「アレクサ、テレビをつけて」など声だけでつけたり消したりできるようになっています。

冬の寒い時期、気密性の低い築40年の実家は、朝方とても冷え込みます。血液の循環も悪くなっている母は、寒いと身体もこわばり転倒しやすくなります。このスマートリモコンがあれば、エアコンのON-OFFコントロールを曜日や時間で細かく設定でき、人感センサーとも連携させられるので、母が起きてくる少し前にリビングの暖房をONにすることもできます。

また冷房や暖房、照明など付けっ放しで寝てしまうこともあると思いますが、ネットワークカメラで確認して遠隔操作でオフにしたり、人感センサーと連携して夜は消す設定にしてもいいでしょう(転倒などで動けないだけのこともあるので、人感センサー連携設定は慎重に)。


Echo Showとスマートリモコンはセットがお得

「一気に導入しても親が使いこなせないからまずはEcho Showから」という人も多いのですが、むしろまとめて導入しちゃったほうがスムーズです。

というのも、いきなり「Echo Show」だけ置いて、「天気とか時間とか質問すると答えてくれるよ」といっても、はっきりいって使うのは最初だけです。

それよりは、スマートリモコンと一緒に導入してエアコンやテレビ、照明と連携させて、「これからはリモコンを探さなくても、『アレクサ、電気をつけて』というだけでいいよ」と、必要なコマンドを紙に書いてテーブルに貼っておくことをおススメします。そのほうが確実に使ってくれるようになります。

このセットは、2製品に加え「人感センサー」「ネットワークカメラ」をセットにしたものです。人感センサーとネットワークカメラは安否確認に使えます。電話をしても出てくれないといった時、カメラで状況確認ができますし、動体検知で自動録画してくれる機能がありますので、仮にカメラに写っていなくても、最後に姿を見せたのがいつで、どんな状況だったのかも把握できます。


緊急時に遠隔解錠「SwitchBotスマートロック」

Wi-Fiでインターネット接続し、遠隔で玄関のカギを施錠したり解錠したりするものです。玄関の内側のつまみ(サムターン)部分にかぶせて両面テープで貼り付けるだけなので、親が使いにくくなるということもありません。今までどおり、外からはカギを鍵穴に差し込んで開け閉めし、内側もつまみをひねっての操作になります。

これがあれば、親が家の中で倒れてしまって動けなくなっている可能性がある時、近所の人は知人に家に駆け付けてもらい、中に入って様子を見てもらうことができます。必要であれば救急車を呼んでもらえますし、場合によっては単に起き上がれなくなっているだけかもしれないので、起こしてベッドに連れて行ってもらうことも。

ヘルパーさんが来ても、親が寝てしまってチャイムにも気付かず・・・ということもあります。そんな時もスマートロックで開けることができれば、ゴミ捨てや洗濯などやってもらうことができます。

他のスマートホーム機器と比べると少々高いのですが、これによって得られる利便性は本当に大きいので、買う価値ありです。


最先端の来客対応を実現「Ringビデオドアベル」

いわゆるビデオ付きのドアベルですが、どこが最先端かというと、Wi-Fiでインターネット接続していて、玄関に人が近付いて来たりチャイムが流されると、スマホアプリにも通知がきて、スマホでLIVE映像を見ながら来客応対できることです。

スマートドアベルをつけてから、週4日のデイケアやリハビリの送迎スタッフの人たちとも挨拶をかわし、いってらっしゃいと母を見送ることができるようになりましたし、母の友人や近所の人が訪ねてきてくれた時にも、母が気付かず追い返してしまうということがなくなりました。

「屋根の瓦が浮いていて、次に台風きたら大変なことになりますよ」

この時期、そんな飛び込みセールスも次々やってきます。高齢者の一人暮らしということで、スキあらば高額リフォーム代金をゲットしようということなのでしょう。そんな訪問セールスも、以前なら足の悪い母が必死に玄関にでていく羽目になっていましたが、今は私がスマホから応対し丁重にお引き取り願っています。

いいことだらけです。今回のタイムセールで割引されるかどうか不明ですが、安くなっていなくても導入価値あると思います。


廊下に便利「Xiaomi 360°スマートカメラ」

ネットワークカメラは、いろいろなメーカーから製品が発売されています。Amazonレビューで評価高いものなら、それほど大きな違いはないと思います。動体検知での自動録画、夜間でもクリアに映し出す性能、あとカメラ経由で会話ができる機能(マイク・スピーカー内蔵)などあれば大丈夫かなと。録画映像の保存場所が月額有料のクラウドのみか、SDカード保存も可能かなどもチェックしておきましょう。

私の実家では、Arlo3台とXiaomiのこのカメラを設置しています。360度レンズ部分が稼働するこのカメラはL字型の廊下の角に。普段は玄関から寝室・トイレ前までの廊下を映し出しています。トイレに行こうとして倒れ起き上がれなくなった母をこれで発見し、知人やヘルパーさんに助けてもらったこともあります。

同様のカメラはSwitchBotやAmazon Ringからも発売されています。


ネット経由でSOS「SINGCALL緊急連絡ベル」

家の中で助けを呼べるSOSチャイムはいろいろありますが、これはWi-Fi接続して、外部の人に緊急通知できるSOSベルです。首から提げておけば、廊下やトイレの中で倒れてしまい、スマホで電話ができない時でも外部にSOSを発信できます。

実際には、なかなか首から提げての生活はしてくれないので、今のところ全く稼働していないのですが(倒れて動けなくなったことは何度もある)、ベッドの柵のところに吊るしておくことで、多少の心理的な安心にはつながるかなと思います。

タイムセール対象ではなく常に2,599円ですが、買う価値あると思います。


玄関の開閉を検知「SwitchBot開閉センサー」

親の日時見当識障害が進み、日時を完全に勘違いしたまま外出してしまうことが相次ぎ、「またどこかへ行ってしまったのでは」と一日中不安になったためこれを購入して玄関ドアにとりつけました。

2000円台と安価にもかかわらず、開閉センサーだけでなく動体検知・照度センサーも内蔵しているので、母が玄関に近付くだけでスマホに通知が届きます。

予定もないのに玄関に近付いたり、ドアの開閉が行われているのは何か勘違いしている可能性が大なので、ネットワークカメラで呼びかけて会話を交わすことで、「今日は外出予定はない」ということを母に理解してもらっています。

これのおかげで、母が何時間も玄関に座って迎えを待ってしまうこともなくなり、私が落ち着かない気持ちになることも圧倒的に減りました。


Amazonタイムセール祭りは27日まで

上記で紹介した製品の中には、今回のタイムセール対象にはならないものも含まれると思います。24日9時にはセール価格が発表されると思いますので、購入検討中の方はぜひチェックしてみてください。

単品で買うより、セットにしたほうが大幅に安くなるものもあります。

特にEcho ShowとSwitchBotハブミニはセット買いをおススメします。