@niftyがIP電話サービスの受付を開始した2003年春、自分はすぐにサービス申込をした。 今は、月額基本料金もなくなっているので、少々古い情報ではあるが、せっかくなのでこちらも公開しておこう。
- NTTコム組(?)IP電話正式開始!(2003.03.01)
- TAが届くのはいつ?(2003.03.02)
- @niftyフォン、利用開始は今週末!(2003.03.04)
- @niftyフォン、機器到着♪(2003.03.06)
- 通話品質、異常なし!@niftyフォン初体験(2003.03.15)
NTTコム組(?)IP電話正式開始!
今日、3月1日から大手プロバイダのIP電話正式サービスが開始される。@nifty、So-net、OCNなどだ。
これまでは何となく「IP電話を利用する=Yahoo!BBへ乗り換える」的なイメージができあがっていたが、今後は@niftyやSo-net、その他多くのブロードバンドサービス提供プロバイダでIP電話が利用できるようになり、今日から数ヶ月以内に、爆発的にIP電話ユーザは増えてゆくのだろう。
さっそく、自分も@niftyのIP電話を申し込むことに。
申し込み前に、もう一度条件の確認だ。
■料金は、いくら追加されることになるのか?
今、自分は「@nifty」+「イー・アクセスADSL12M」+「無線LANサービス」を利用している。
ブロードバンドサービスは最近申し込んだばかりなので、実は無料になっているものが多いのだが、それは無視して考えよう。
注:現在はIP電話の月額料金は0円で、下記とは大きく異なります
イー・アクセスADSL12M | @niftyフォン | |
月額 | 3,380円 | +280円 |
モデム・TAレンタル料 | 500円(ADSLモデム) | +380円(TA) |
NTT回線使用料 | 173円 | |
その他 | 680円(無線LANセット) | 従量制通話料 |
小計 | 4,733円 | +660円 |
合計 | 5,393円 |
追加となる料金は、通常料金で考えると660円だ。この場合、IP電話を利用するかどうかは、この660円が毎月お得になるのかどうかが判断基準となる。当たり前のことだが、1ヶ月間に市内10分くらいしか電話をかけないという人にとっては、もとはとれない。
このあたりは、また日を改めてまとめてみたい。
ちなみにniftyフォンは、3月末までに申し込むといろいろな特典がついてくる。
- 初期登録料500円が無料!
- 基本料金280円/月が無料(最大6ヶ月)!
- 国内通話料が無料(利用開始月)!
- モデム交換手数料3000円が無料!
さっそく申し込んだ。
さあ、TAが届くのはいつだろう。
早くこないかな。
TAが届くのはいつ?
niftyフォンを申し込んだのは昨日早朝。今日「@niftyフォン申込受付のご案内」というメールが届いた。
メール本文はこちら
さて、いつから使えることになるのだろう。(「国内通話料が無料(利用開始月)」というのもあるので気になる)
スケジュールについて、こう書かれている。
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一週間ほどかかるのか。。。ん?
(2)から(3)の間に一週間かかると書いてあるぞ。つまりこういうことか?
「よし受付番号△△~△△のお客さんの機器発送日は3月xx日に決定だ。」
「それでは、今日は3日だから10日にお知らせメールをだせばいいですね。」
「おお、そうだな。メール配信には一週間ほど準備が必要だからな。」
うーむ、(1)から(2)の期間がわからないのでは、あまり意味がないぞ。
なんとなく、
誤)上記(2)~(3)の間
正)上記(1)~(3)の間
のような気もするが、どうなのだろうか?
こうだと嬉しいなスケジュールを勝手に書き直してみた。(本当かどうかは不明です)
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ま、どっちにしても今月中旬すぎくらいには使えるようになりそう。
楽しみだ♪
@niftyフォン、利用開始は今週末!
早い!
今日、「@niftyフォン対応機器発送予定のご案内」というメールが届いた。それによると、
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で、3/7(金)あるいは3/8(土)には、IP電話が利用できるようになるようだ。
3/1(土) | WEBで申込み |
3/2(日) | 「申込受付のご案内」メール受信 |
3/3(月) | |
3/4(火) | 「機器発送予定のご案内」メール受信 |
3/5(水) | |
3/6(木) | 機器到着予定 |
3/7(金) | 通知書到着予定→利用開始! |
3/8(土) |
「発送のお知らせメールには、1週間ほどのお時間をいただいております。」とあったけど、結局2日で届いたし、申込みから利用開始までが1週間というところだ。
3月いっぱいは、国内の@niftyフォン経由の通話料は無料。利用できるようになったら、遠くに住んでいてご無沙汰になってしまっている友達に電話してみようかな。
@niftyフォン、機器到着♪
5日に「ご登録内容通知書」が届いた。機器より先だ。
開封するとこんなことが書いてある。
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おお、もう050番号が!!
そして翌日、機器が届いた。
ついこの間、12MBのモデムと無線LANアクセスポイントが届いて設定をしたばかりなのだが、またひとつ機器が増えた。置き場所工夫しないと、なんかごちゃごちゃしそうだ。
ところが設定を始めようとして気がついた。
「ご登録内容通知書」がない。雑誌にはさんだまま、仕事先に置いてきてしまったようだ。
仕方がないので、先に設定マニュアルを読むことに。
機器の位置関係はこうなるらしい。
しかし、自分は無線LANアクセスポイントも使って、デスクトップPCとノートパソコンの二台でインターネットアクセスしたい。
その場合はどうなるのだろう??これでいいのだろうか??
しかし、「ADSLモデム動作モード変更手順書」というのを見ると、ADSLモデムを現在の「ルーターモード」から「ブリッジモード」へ変更しないといけないと書いてある。うーん、(やるかどうかはともかく)デスクトップPCの自宅サーバ化を検討している最中なので、ルーターモードをはずすために、もう一度ADSLモデムを初期化しないといけないのは、なんか痛い。どうすればいいのだろう。そもそも上記のような形で無線LANアクセスポイントを差し込んで、ちゃんと二台で使えるのだろうか??
調べてみると、BroadbandWatch『IP電話サービス「@niftyフォン」をテスト』(2003/01/07)に、関連記述がある。それによると、@niftyの外付けTAは、実際にはVoIP機能内蔵ルータのようなもので、基本的にはすでに使っているルーターと並存させられないのだとか。
ちょっと悩みそうな予感。。。
通話品質、異常なし!@niftyフォン初体験
「ええ、そうなの!? 全然わからないよ。」
つくば学園都市に住む友人と20分近く話をした後の反応。
IP電話の設定が終わり、「誰にかけてみようかな?」と考えて思い出したのは、今度転勤で富山に引っ越す彼女のこと。いつ荷造りお手伝いに行けばいいか確認の電話をしなくっちゃ、と今週ずっと考えていたのだ。
「引越しはモノを大量に捨てる千載一遇のチャンス」なんて話をしているうちに、自分自身、IP電話であることをすっかり忘れてしまった。そのくらい、正直音質に違いはなかった。安心。
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さかのぼること1時間。
何故か紛失してしまった「ご登録内容通知書」は、雑誌「OZ magazine 」特集「冬から春の集中スキンケア」の中からでてきた。週刊アスキーでも日経コンピュータでもないのが不思議。盲点だった。
そして、マニュアルを開いて設定作業開始!
自分達のようなお猿な人間が、初期設定でどつぼにはまらないようにするためには、いくつかポイントがあると思う。
- 同梱されているマニュアル類は、事前に通しで読んでおく
- 設定する前に整理整頓して、必要なものをずらっと並べておく
- 紙とペンを用意して「あれ?これでいいのかな?」と気になる部分はすべてメモ!
私は堪え性がないので、いつも箱を開けるとマニュアルも読まずにどんどんつなげていき、つまづくとその場の思いつきで、設定をどんどん変えていってしまうので、結局何度も「初期化」するはめになる。今回は不幸中の幸いで、設定の鍵となる「ご登録内容通知書」を紛失してしまっていたので、事前準備はばっちり。
●ADSLモデムを「ルーターモード」から「ブリッジモード」に変更
自分は、イー・アクセスの12Mコースのため、この作業が必要。「ADSLモデム動作モード変更手順書」を見ながら、モデムを初期化して、パソコンからの設定変更をして完了。マニュアル見ながらでも3-5分の簡単な作業。しかし・・・「自宅サーバ化」を目指し、本を見ながらいろいろルーター設定をしてたものがすべてクリアされてしまった。ちょっと悲しい。
●機器を物理的に接続する
「壁のモジュラージャック」「スプリッター」「ADSLモデム」「TA」「電話」「パソコン」の6機器を、「電話線4本」「LANケーブル2本」の計6本のコードでつないでゆく。気をつけないと、かなり「コードがからまる」ことになる。最終的な機器の置き場所も考えながら、できるだけ美しい配線になるよう工夫して、丁寧に作業したほうがいいと思う。(余分なコードは束ねてゆくなど)量販店のパソコン周辺機器コーナーでは、配線をすっきりするためのアイディア商品もいろいろあるので、そんなのを使ってもいいだろう。
ちなみに、無線LANアクセスポイントはいったん「無視」することにした。
●パソコンのブラウザからTAの設定(1)WAN側IPアドレス設定
マニュアルの指示にそって、各機器の電源を入れてゆく。そしてパソコンからTAの設定へ。「192.168.0.1」というアドレスを入力。・・・これって、さっきADSLモデムの設定をした時のアドレスと同じだ。今度はTAのアドレスになっているのか。そして初めて見るTAのログイン画面が開く!成功!!
まずは「WAN側IPアドレス設定」。といっても、「PPPoEユーザ名」と「PPPoEユーザパスワード」を入力するくらいで簡単。・・・と思いきや、早くもミス。何も考えずに、「ご登録内容通知書」内の「VoIPユーザID」と「VoIPユーザパスワード」を入れて、保存し、機器再起動をしたのだが、何度やっても「接続失敗」の表示しかでない。
途中で気がつき、@niftyのログインアカウント(xxxxx@nifty.com)とパスワードに修正したら、一発OK。念のため、「ご登録内容通知書」にも「PPPoEユーザ名」と「PPPoEユーザパスワード」について書いてくれればわかりやすいのに・・・と、他人のせいにしながら次へ。
●インターネットにちゃんと接続できた!
次は、インターネットに接続できているかどうかのチェック。これは問題なくつながっていた。
●パソコンのブラウザからTAの設定(2)VoIP設定
ここからが、VoIPつまりIP電話を使えるようにするための設定。もう一度TA設定画面にログインして、「VoIP簡単設定」を開く。ちなみに「VoIP詳細設定」というのもある。あとでのぞこう。
ここで初めて、「VoIPユーザID」や「VoIPユーザパスワード」「VoIP電話番号」を入力。その他、「回線選択─PB/10pps/20pps」(これは普通の電話機の設定と同じですね。うちはプッシュ式にしていないので、20pps)、「電話機への発信者番号表示」(うちは古い電話でその機能もないので「無効」のまま)など、選択項目がいくつもある。そして保存&再起動。
マニュアルにはこう書かれている。
VoIP通話を行うためには、プロバイダのVoIPサーバに登録される必要があります。通常、IPネットワークへの接続が正常であれば数分以内に登録され、VoIP-TA前面の「Status」ランプが点灯します。数分以内に「Status」ランプが点灯しない場合、設定内容を再度確認してください。
「数分」というニュアンスは、(勝手な想像だが)おそらく3分以上7分未満くらいだろうか。 机の下に潜ったり、絡まったコードと格闘したりで、精神的にやや疲労気味だったので、お茶を入れにいったん戦線離脱。
戻ってくると、ちゃんと点灯していた\(^o^)/。
●電話をかけてみよう♪
そして、全国どこでも3分8円の世界が始まった。
最初にかけたのは、上述のとおり、4月に夫婦&1歳半の赤ちゃん連れて富山に引っ越す旧友。
久しぶりだったので、20分ちょっと話をした。
3分 | 21分 | |
@niftyフォン | 8円 | 56円 |
・・・通常料金と比較しようと思ったのだが、NTTコミュニケーションズのサイトがちゃんと開かないので(フレーム設定のindex.htmlファイルは開くのだが、index2.htmlが表示されないままタイムアウトしちゃう)わからなかった。また後日比較してみよう。
NTTコミュニケーションズのサイトが開いたので追加記載する。(アクセス集中によるトラブルらしい。CoDenプロモーション関連だろうか、土曜日にすごいこった。)
東京都葛飾区~茨城県つくば市は、地図ソフトで計測すると約43km(徒歩9時間4分)。NTTコミュニケーションズの通話料金表を見ると、夜間(19:00~23:00)&土・日・祝の昼間の料金は、30km~60kmの距離で3分30円となっている。
3分 | 21分 | |
@niftyフォン | 8円 | 56円 |
一般電話(NTTコム) | 30円 | 210円 |
154円安くなった計算だ。
@niftyフォンは、月額料金280円(現在無料キャンペーン中)+機器レンタル料280円(TA追加の場合)。なので、IP電話利用によって、この追加料金560円以上、通話料が安くなるのなら、IP電話にしたほうが得ということになる。
愛ピー
つい最近再度@niftyにプロバイダー乗り換えをし、IP電話の設定、通話確認までできたのですが、あることで行き詰っています。
実は、うちも無線LANで約3台(正式には4台のwin,mac混合)でぶら下がってます。このレポートだと無線LANにした場合の状態が記載してなかったので、おそらくなんら問題なく使われているのだと思いますが、質問させてもらっていいでしょうか。
うちの場合は、フレッツADSLで、NTTからモデム(NVⅢ)をレンタルしてます。無線LANのルーターは、ブリッジタイプに変更しています。今現在も無線LANになっていて、パソコンに電源が入っていて、インターネットが利用できる状態であれば、IP電話も使用できるのですが、パソコンの電源を切ってしばらくすると、モデムのVoIPランプが赤色に変わってしまって、IP電話が使用できないのです。
ちなみに、@niftyフォンCで設定しています。ついこの間まではFで使用していましたが無料通話の対象先のこともあり変更してます。設定後2週間ほど経過していますが、現象は全く変わらず、今はIP電話するときはパソコンも一台は立ち上げてIP電話を使用しています。
どこにどういう原因があるのか、どこをどうなおせばいいのか、途方にくれているのですが、何かよいアドバイスがあれば教えていただけませんか?
NTT関係者より、niftyのIP電話設定を見直すことで解決できるといわれましたが、niftyの担当者も、FからCに変えて様子を見てくれと心細い話を言われました。
技術的な話はそれからだと・・・・。
周囲の話では、モデムの電源が入っていれば、IP電話は使えるということですし、以前某大手ネット関連会社のカスタマーセンターで仕事していた時は、PCが立ち上がっていないとIP電話が使えないなんてことはクレームでも聞いたことありませんでした。
何かよい解決策はありませんか?
よろしくお願いします。
わだ
愛ピーさん、
管理人のわだですが・・・うーんごめんなさい、ノーアイディアです。うちは上記環境で問題なく利用できたもので。。。いろいろな要素も絡んでくるのかなと思うので、やはり、@niftyさんに突っ込んで聞きまくるのが一番なのかもと。
もし、この後、どなたか別の方からいいアドバイスが入りましたら、コメント時のメールアドレスに転送しますね。
どなたか何かいい案があったり、
同じような問題を解決できた方がいたら教えてください。