旅行中はほとんどお土産を買っていなかったので(郊外のショッピングモール「シティ・スターズ」で食材買ったくらい)、帰国前日にまとめて買い出しにでかけた。
向かった先はアタバからハンハリーリの間のムスキ通り。
・・・をずっと直進して、ハンハリーリへ。
フセイン広場にでてきてびっくり。
いつも外国人観光客などでにぎわうカフェは、店の前のテーブルや椅子を片付けてしまっている。
店の奥を見ると、中の狭いところでペプシとか飲んでいる人もいるが、やはり外国人の多い店とはいえ、フセインモスク前ではラマダーンの日中、大々的な営業はしないんだな。
(当たり前ちゃ当たり前なんだけど)
何軒かで「アラビア語のTシャツが欲しい」と聞いていたのだがなく、最後に尋ねた人は「知ってる」といって、香水ガラス瓶のお店に引っ張っていった。「違うじゃん!」と抗議すると、二階にあがれという。細いらせん階段登ったところはお店の倉庫っぽくなっていて、箱いっぱいにアラビア語Tシャツが入っていた。
どこ行っても見つからなかったのにこんなところに!!!
ところがこの少年がなかなか手ごわい。
他の店では取り扱っていないこと、自分が欲しがっていることを前提に、1枚35ポンドから全然値引きしない。
Tシャツは色もデザインも結構種類があり、
作りも悪くない。
これは「私はエジプト人です。外国人ではありません」と書かれている。
エジプトを旅行してない人には意味不明だが、
ピラミッド周辺を中心に、外国人観光客のまわりに大量の「お土産物売り」「ラクダツアー売り込み」などが“たかる”ように群がってきて、ノーサンキューと言い続けても、袖とか引っ張って、もう大変なのだ。
自分などは、「ノーサンキュー」すらいわず、完全無視でぐいぐい歩いていくので、そうすると割とあっさりかわせるのだが、慣れていないと、つい立ち止まってしまったり、困った笑顔浮かべながら「アイ・ドント・ワント・・・」とか言い始めちゃうと、カモ候補になってしまう。
これは「アラビア語で話しかけて」と書かれている。
他には「ムシュ・アイザ」(欲しくありません)Tシャツなど。
どれも、エジプト国内を観光している人が着て、現地のエジプト人から笑いをとるためのTシャツって感じだが、なかなか面白い。個人旅行者なら、これを着てエジプトまわっていたら、あちこちで面白いコミュニケーションとれる気がする(会話のきっかけにはなるはず)。
結局、3枚買って90ポンド(2700円)。
1枚につき5ポンドしか値引きさせられなかったけど、他で扱っている店を探せなかったのだから仕方ない。でもいいお土産だ。
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