[カイロ] ウィンザーホテル(Windsor Hotel)

写真カイロで最も多く宿泊したのは、1900年創業のウィンザーホテル。

地球の歩き方にはこう書かれている。

アズバキーヤ公園の近く、アルフィー通りにある。この建物の歴史は古く、オスマン朝時代までさかのぼる。ホテルの創業は1900年。カイロの生き証人的老舗ホテルだ。部屋や設備が老朽化していることは否めないが、ノスタルジックな雰囲気が欧米の旅行者にも人気。料金も3つ星にしては安いほうだ。

1900年で生き証人というのには理由があり、カイロでは1953年(確か)に大きな火事があり、それで相当な建物が消失してしまったそうな。そんな中で貴重な生き残りとのこと(聞いた話なので今ひとつ記憶曖昧)。


ロケーション

地下鉄のおかげで、非常に交通の便もいい。
タハリール広場の駅(サダト駅)から2つ目のアタバ駅から徒歩1分。

アタバ市場が近く、そこからてくてく散歩してゆけばハンハリーリ市場へもいける。また、夜は買い物客で賑わうオラービー広場へも歩いてすぐ。食べるところもわんさかあるので、飽きない。


全体的な雰囲気

ゴージャスさはなく、入り口を入ると、暗くて狭い通路の奥にフロントがあるのだが、多分、普段外資系の5つ星ホテルしか泊まっていない人は、そこでひきかえしてしまうと思う。

ただ、勇気をもって泊まってみると、欧米の観光客が長逗留するという「ノスタルジックさ」「老舗ホテルのホスピタリティ」を楽しめるかもしれない。

「確かにこれは歴史を感じさせる・・・」なエレベーターも新鮮な体験だ。
フロント左手のエレベーターは、古い建物にありがちな“檻”状態の箱だ。がらがらと開けてもらい中に入ると、1Fのスタッフがその横のハンドルのようなものを回す。

手動だ・・・。

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上の階で降りても、そこはうっそうと暗い。よく見ると、妙に古くて大きな時計やら、たんすやらが置いてある。骨董品屋にまぎれこんだか、「なんか昔のヨーロッパの映画でこんな雰囲気あったよなあ・・・」という感じ。


部屋

半額で泊まらせてくれるということなので、一番豪華な部屋にした。

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確かに家具がアンティーク。
欧米人観光客に人気というのもうなづける。

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こちらはもう少し安い部屋。


その他

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写真は2Fのラウンジだ。
日中の太陽が一番高く上っている時は観光を控え、ここでうだうだしている旅行者が多い。欧州から来ている旅行者も、ここで読書したり、他の旅行者と情報交換をしたりしている。

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自分も何人だったかな?愛想のいい旅行者に、つたない英語で他の都市のオススメホテルの情報などを語ったりしていた。

ラウンジにはカウンターがあり、紅茶やコーヒー、主だったアルコール類いろいろがオーダーできる。

ラウンジに隣接する形で、値段は高いものの、相当に味はおいしいレストランもある。

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エジプト料理も恐ろしくこじゃれた料理になって登場する。

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この人がマネージャー。
日本で事前にメールやり取りしていた。

パソコン好きで、ホームページも持っていた。
おかげで、自分はマネージャールームにお邪魔しては、電話回線を使わせてもらい、自分が持ち込んだパソコンでネットアクセスさせてもらうなど、かなり便宜を図ってもらった。

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スタッフもみなフレンドリーで、老舗ホテルを誇りに思っている人も多かった。