
プラハ市内の中心を流れるヴルタヴァ川。
旧市街にも隣接しており、両岸には歴史ある建物がずらり建ち並び、見上げればプラハ城も。
カレル橋を筆頭にいくつもの個性豊かな橋がかかっていて、その下をのんびりと船で周遊するヴルタヴァ川クルーズは、プラハ観光の人気アトラクションのひとつです。
旧市街・ユダヤ人地区の北側、チェコ橋のあたりにクルーズ船の発着所があり、巨大な船からかわいらしいデコ船まで多数が停泊しています。通常1時間程度で、昼時にはランチクルーズ、夜にはディナークルーズも。船の前のチケット売り場を通ると乗っていかないかと頻繁に声がかかり、特に予約をしないと乗れないということもなさそうです。
ちなみにこんな船も。
周遊クルーズ用の船ではなく、船体に書かれているように「ブリュワリー&レストラン船」。
チェコには、店内にタンクを置いて少量のビールを自家醸造しているレストランがたくさんあります。その店でしか飲めないビールが味わえるというわけです。
ここもそう。
船内は2フロアにわかれており、テーブルがずらり。
下に降りてみると、水面すれすれの高さの窓。
そして一角にタンクが置かれていました。
この中でビールが作られているのです。
メニューをもらいました。
ここで作っているビールは3種類。
200mlのグラスで27~32コルネ、400mlで37~42コルネです。
違いがあまりよくわからなかったので、真ん中の「REPUBLIKA」に。
きれいな琥珀色のビール。
ごめんなさい、この後もあちこちでたくさん飲んだため、味はすっかり忘れてしまいました。でも飲みやすく、そして美味しかったのは確かです。
窓の外では、様々な大きさ・デザインのクルーズ船がひっきりなしに行ったり来たり。
こちらの大型の船も、クルーズ用ではありません。何かと言うと・・・
実は水上ホテルなんです。
通路を挟んで部屋がびっしり。
扉の間隔からしてそれほど大きな部屋ではなさそうですが、ヴルタヴァ川の上で眠るなんてちょっと素敵ですね。
上は広いレストランになっていました。
夜はそこで川面を渡る風にあたりながらのんびりビールを飲み、ライトアップされた両岸の建物群を眺めることができるのでしょう。
これがクルーズ船。
団体旅行客も何組か乗っていたらしく、鈴なり状態でした。
各船の停泊場所には、こんな感じで乗船料金が明示されています。
1時間のクルーズは12時から17時まで毎日5便あり、240コルネ。
そして夜は18:50から3時間のディナー&ミュージッククルーズがあり、850コルネ。
生バンドが入るということなのでしょう。
相場はだいたい同じようで、ここも1時間のクルーズで240コルネ、2時間のランチクルーズが690コルネ、そして3時間のディナークルーズが850コルネとなっています。
高いクルーズだと3時間で1,990コルネなんてものも。
この船は中国人の団体の貸切。
もしかしたら何か船上パーティーのようなものが開催されるのかもしれません、マイクをつけたイベントスタッフらしき人たちが走り回っていました。
ブリュワリーレストラン船の船窓越しに見た、こぶりなクルーズ船。
意外にこのくらいの大きさの船のほうがのんびり楽しめるかもしれません。
川を眺めながらランチするカップルもあちこちに。
こちらは橋のたもとのビアガーデン。
眺めもいい場所なので、賑わっていました。
こちらはレストラン船。
かなりの人気っぷりですが、理由はなんといってもこのロケーション。
目の前にカレル橋があるのです。
もちろん対岸にはプラハ城も。
夜もライトアップされた橋やプラハ城を見ることができるベストスポットでしょう。
プラハのランチもしくはディナーを、こんな船の上でというプランもよさそうです。