離れて暮らす高齢の親の見守りと遠隔サポートのため実家をDIYでスマートホーム化する方法

実家スマートホーム化に挑戦している人の体験談

試行錯誤しながら進めている実家スマートホーム化の参考書は、ネット上の体験談。

不便さややりたいことが明確になっていれば解決・実現方法も見つけやすいのですが、そもそも気付いていない潜在ニーズもあります。

実家スマートホーム化に挑戦している人のブログ記事を見ると、そんな新たな発見にも出会えます。実家スマートホーム化によって、遠方で暮らす高齢の親の利便性アップや見守り体制構築を図ろうと試行錯誤している人の体験談を集めてみました。

●【初心者向け】実家をスマートハウスに大改造!|選択のお手伝い.com

還暦の両親が暮らす実家をスマートホーム化して1年という方。導入1年後の状況を踏まえたメリット・デメリットも参考になります。

導入したのは「Amazon Echo」「SwitchBotハブプラス」「SwitchBot温湿度計」の3つ。これで電気やエアコンのオン・オフをご両親が音声操作できるようにし、実家のご両親からは「すごく便利になったよ~」とのお言葉が。

Alexaだとグループを設定し家電を一括で操作することもできるのですね。Googleアシスタントでもきっと同様の機能があるので試してみようと思います。

あと高齢者にこそスマートホーム化は必要だということ、ただ「慣れ」は重要なので早目に導入して使ってもらうことが大事とのこと、本当にその通りだなと思いました。

●スマートホーム(スマートハウス)情報サイト「iedge」─「下村山」の投稿記事一覧

スマートホーム専門情報サイトで漫画による記事を連載している下村山さんの記事一覧。この中で2019年11月の「実家IoT化計画編、始動ッ!!さらば『鍵ない』問題」から始まる連載は、共感点も多く面白いのでおススメです。

実家IoT化の目的は「実家の鍵がなくても入れるようにする」ことなのですが、そこに至るまでのご両親の反応や説得トークなども興味深く。スマートロック取付トラブルなども導入検討中の人ならきっと役立つはず。

スマートロボット掃除機を親にプレゼントしたエピソードも「あるある」話満載です。

●日本テレビ「松丸亮吾 実家をスマートハウスに大改造して恩返し!計8箇所の全容は?」

2012年3月12日に放送された「沸騰ワード10」の番組内容を写真と文章でまとめてあります。内容は松丸亮吾さんが父親とお兄さんが暮らす実家マンションをスマートハウスに改造するというもの。

テレビ番組なので詳しい設置方法などはなく導入結果を羅列したものとなっていますが、おそらく専門家も入っての企画なのでしょう、かなり高度なスマートホーム化が進められていて、こんなこともできるのか!という発見があります。

例えばお湯を沸かしていることを忘れがちな父親のため、冷蔵庫の上に人感センサー付きカメラを設置し、キッチンから人がいなくなって5分経つと家中のライトを赤く光らせるというもの。

確かにそれはいいリマインド方法かも。このカメラは人が転んだことも感知してくれるそう。転倒リスクが高い高齢者の見守りに、廊下や玄関、洗面所などに設置したくなりますね。

最後の高機能マットレスもすごいです。

●認知症の祖母にアレクサをプレゼント【便利なテレビ電話で高齢者見守り】 | えびテン

なんと94歳の認知症のお祖母様がAlexaを使いこなしている!

きっかけとなったTweetは、認知症の祖母に「新しい家族をプレゼント」という方のもの。何度「今日何曜日」と聞いてもちゃんと応えてくれるアレクサ。確かに生身の家族だと、同じ日に3回も4回も同じこと聞かれ続けると途中からどんどん雑になったり「さっき言ったばかりでしょ」と責める口調になってしまうんですよね。

カメラ付きの「Amazon EchoShow 5」をプレゼントしたところ、これが見守りカメラとして大活躍。Alexaの呼びかけ機能をONにしておくと、相手が電話をとらなくてもテレビ通話がつながるそう。その機能は、電話をなかなか取ってくれない認知症の高齢者には欲しいところです。

Alexaの「スキル」も初めて知りました。追加していくとどんどん実行できる機能セットが増えるそうです。今までGoogleアシスタントしか使っていませんでしたが、Alexaも早い段階で試してみる価値ありそうです。もしかしたら実家スマートホーム化で、GoogleアシスタントではできないけどAlexaならできる機能もいろいろあるかもしれないので。

以上