現在は封鎖されており、その保護と復旧を巡る問題がニュースとしてもたびたび流れている、北鎌倉駅すぐ裏にある素掘りトンネルです。通行止めになっているだけでなく、現在は覆いもされているので見ることもできない状態ですが、何年も前、通ったことがあります。歩行者専用の小さな、そしてとても美しいトンネルでした。
安全は何より優先されるべきことなので、そのままの形で残せないのは仕方ないことかもしれませんが、この道が通行できなくなっていることで不便な思いをしている人もいると思うので、一日も早く解決するといいですね。
北鎌倉の東口。
紅葉シーズンなこともあり、観光客がたくさん。
東口をこえ、駅の裏手あたりに出てくると「この先通行止め」の看板。以前ここに来た時にはまだトンネルが通行できた。
トンネルは駅のホームのすぐ裏にあり、現在は中が見えないようしっかり封鎖されている。隧道保存を巡り市と住民グループの間で衝突も生じているようなので、いろいろナーバスな状況なのかもしれない。
このベンチは一体なんなのだろう?
「北鎌倉駅の洞門を守る会」がかかげている看板。
まだ封鎖されていない時代の写真が貼られている。
実はこのトンネル、巨大な岩の塊に掘られたもので、こちらは北鎌倉史跡研究所の立て看板。
もともと車は通れず、歩行者専用のトンネルだった。
初めてここを訪れた時、山の中ではなく駅のすぐ裏にこんなトンネルがあることに驚いた記憶がある。
千葉・房総半島にもこんな素掘りトンネルがたくさんあるんだけど、ここ同様、いつまでも通れるわけではないんだよなと改めて。
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