電話代ってどのくらい安くなるの?

通話料がぐんと安くなる!
・・・それが、IP電話のメリットと言われるが、一体どのくらいの節約になるのだろう?ここは、普段電話をかける相手や頻度によって大きく異なってくる。

距離に関係なく、通話料が全国一律&IP電話利用者同士はかけ放題!

まずは、IP電話ではない、通常の一般電話の通話料を見てみよう。
マイラインや割引サービスに申込んでいないと、距離に応じて通話料はあがってゆく。例えば、平日昼間に3分かけると・・・

参考:NTT東日本「通話料金一覧表」NTTコミュニケーションズ「通話料金」
 

市内県内・外
(隣接~20km)
県内
(~60km)
県内
(60km~)
県外
(~30km)
県外
(~60km)
県外
(~100km)
県外
(100km~)
8.5円20円30円40円30円40円60円80円

IP電話、例えば、Yahoo!BBのBBフォンの場合こうだ。

参考:Yahoo!BB「BBフォン通話料金表」
 

相手はBBフォン以外相手もBBフォン
全国一律7.5円無料

市内料金も1円安くなるが、やはりメリットが感じられるのは市外・県外料金だ。
20km以内では、半分以下、100km以上では10分の1以下となる。
 
 

差額はどのくらい?

例えば、東京23区内在住の管理人のケースで見てみよう。
(東京発/平日昼間/割引なし/BBフォン利用の場合)
 

 従来の電話IP電話差額
千葉の実家と30分
(県外100km未満)
3分60円3分7.5円 
600円75円525円
23区内友人と12分
(市内)
3分8.5円3分7.5円 
34円30円4円
富山の友人と15分
(県外100km超
3分80円3分7.5円 
400円37.5円362.5円
沖縄移住者と1h
(同じIP電話利用)
3分80円無料 
1600円0円1600円

 
多いのは千葉にある実家との電話で、ちょっと話をしていると、軽く30分ほど経過する。特に割引なども適用していないので、普通に一般電話でかけたら600円だが、IP電話からなら75円、仮に実家も通話料無料となるIP電話を利用していれば、何時間話し続けても、通話料金はゼロ円だ。

県外、それも特に100km超の遠距離に住む人と長く話す場合には、さらにお得度合いが増す。
 
 

IP電話にして「損」する人もいる?

通話料だけ見ると、ただ安くなるだけのようにも見えるが、月額固定料金がかかる場合がある。その場合、「実は滅多に電話をかけることはない」「いつも市内相手のみに電話する」といった人の場合、逆に少しだけコスト高になってしまうケースもある。

ただ最近は、多くのプロバイダで、IP電話がADSLコースの標準サービスとなっていて、月額固定のオプション料金がかかるケースは少ない。(以前は月500円など追加料金がかかっていた)
追加の月額固定料金がかかるのでなければ、特に損ということもないので、せっかくブロードバンドサービスを利用しているのであれば、IP電話のメリットも受けられるようにしておくといいだろう。