トリニダーの次の目的地はサンティアゴ・デ・クーバ。
ところがビアスールのバスターミナルで確認したところ、朝8:00にトリニダーを出発し夜20:00にサンティアゴ・デ・クーバに到着する便しかないとのこと。12時間バスに乗り続けるのもしんどいけど、それより日中を丸々バス移動に使うというのが少々もったいない。
そして気付いた。
カマグウェイは、ハバナとサンティアゴ・デ・クーバ間をつなぐ幹線上にある。
まずはカマグウェイまで行き、半日観光した後、夜カマグウェイを出発するバスに乗ろう!
聞いてみると、カマグウェイ発20:15のサンティアゴ・デ・クーバ行きバスがあるという。よしそれだ!
ちなみにトリニダーのビアスールバスチケット売り場はこんな感じ。
トリニダー発 8:00 → カマグウェイ13:20着(15CUC/1,875円)
カマグウェイ発 20:15 → サンティアゴ・デ・クーバ行き(18CUC/2,250円)
これはカマグウェイのバスターミナルに掲示してあった時刻表。
(都市によって時刻表がフォーマットが全然違うのが不思議)
これを見ると、7行目の「HABANA-SANTIAGO」とあるバスが、12:00に始点(ハバナ)を出発し、カマグウェイには20:15着、そして終点には6:40着となっている。
「なぜカマグウェイからサンティアゴ・デ・クーバ間が10時間も?」と不思議だったのだが、夜中の3時とかに着いても困るからどこかで時間調整でもするのかな?程度で流してしまった。
これが失敗。
実は路線改正があったけど、反映が中途半端だっただけで、この便の終点はサンティアゴ・デ・クーバではなく、そこからさらに6時間走った場所にあるバラコア。サンティアゴ・デ・クーバ到着は深夜だったのだ。そのせいで後で大変な目に合うのだがこの時はまだ気付いていなかった。
トリニダーのバスターミナルは、外国人観光客で溢れかえっていた。
ハバナやバラデロより、バックパッカー派も多い。
自転車の人も三人。
サドルと後輪を外して積みこむよう指示されたようだ。
結構丁寧に扱ってくれるようだ。
自転車旅もいいなあ。
そして出発。
乾燥した土地が広がる。
広い大地に牛や馬が放牧され草をはむ風景は、牧畜も工業化している国ではもうあまり見られないものだ。
ビアスールのバスには必ずトイレがついている。
開け閉めの時に結構周囲に臭気がもれるので、あまり近くには座らないほうがいいと思う。
ハイウェイ沿いのサービスエリア的なレストラン。
そしてカマグウェイに到着。
ここで約8時間観光するので、まずは荷物を預けられる場所を探した。
この「Equipajes」というのがスペイン語の「荷物」で、バス車体下部に積み込む荷物をいったん集めるための部屋なのだが、一時預けも可能とのこと。
記憶が少々あやふやだが、確か2CUC前後だったと思う。荷物預け料金を支払うと預かり票を渡してくれる。
預けた荷物がなぜか棚ではなく隅っこにごろっと置かれてしまったのが何とも不安だがやむを得まい。後で万が一紛失になった時の記録用として置かれた場所の写真を撮影し、バスターミナルを後にした。
そして自転車タクシーでカマグウェイ旧市街へ!