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キューバの宿泊事情

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観光大国でカナダ・ヨーロッパから大量の観光客が訪れているキューバには、高級ホテルも数多く建てられクオリティも高い。ただ観光客急増で、ホテル供給が追いついていない状況もある。2015年3月時点では「ハバナもバラデロもホテルはどこも満室、数カ月先まで予約が厳しい状況」だった。そして人気なのは「カーサ・パルティクラル」という民泊システムだ。

 

ヨーロッパ資本の高級ホテル

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バックパッカーにとっては少々厳しい状況だが、キューバにはいわゆる「安宿」がない。比較的安価なホテルもあるが高級ホテルが中心。ニーズはあると思うのだが、観光が貴重な外貨獲得産業となっている中、あえて相場を下げるようなことはしないのだろう。

ホテルは、ヨーロッパ資本(キューバとの合弁)の高級ホテルがハバナやビーチリゾート・バラデロ中心に数多くある。少し以前の口コミを見ると「社会主義国ゆえサービス精神が・・・」などの書込みもあるが、現在はそんなこともなく、社会主義国という色眼鏡をかけて訪れた人にとってはむしろ「レベル高くてびっくり」となるかもしれない。

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ただハバナ旧市街のホテルなどは、建物自体が非常に古いため、部屋の広さやバスルームなど設備的に今ひとつな場合も。また連日満室ゆえサービスが行き届いていない感が・・・との声もある。立地や歴史的建造物より快適なホテル滞在にこだわる人は、比較的新しいハバナ新市街の大型ホテルを選ぶことをオススメする。

カナダ・ヨーロッパから数多くのバカンス客が訪れるバラデロなどのビーチリゾートにも4つ星・5つ星ホテルが並び、クオリティも高い。もちろん料金も。


個人宅に泊まる「カーサ・パルティクラル」

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オススメは、キューバならではの「カーサ・パルティクラル」だ。スペイン語で「個人の家」を意味し、いわゆる民宿。個人宅の中の部屋を1~2室外国人に貸し出すという点では「民泊」といったほうがより近いイメージになると思う。

キューバは現在、市場経済化を進めており、2010年からは自営業も認められるようになった。そうして政府の認可をもらい、自宅の一部を改造して外国人旅行者を泊める人が一気に増えた。

「いきなり民泊はちょっと・・・」と思うかもしれないが、実際に行ってみると、日本でいうところの「ペンション」のような感じ。部屋にはもちろん鍵がかかり、中にバスルームもある。アメニティは石鹸が用意されているかどうか程度だが、バスタオル・タオルもあり、テレビや冷蔵庫のある部屋も多い。清掃・ベッドメイクなどもしっかり行われ、ホテル並みの綺麗さだ。

個性豊かなカーサ・パルティクラルも多く、人気だ。

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このカーサは、窓を開けると目の前に運河と要塞。部屋にも気持ちのいい海風が吹き抜ける。夕食&朝食はテラスに用意された1組だけのテーブルで。まるで絶景のプライベートレストランのようだ。

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こちらは植民地時代の邸宅を思わせる室内インテリアで、迎えてくれるマダムもセレブな雰囲気が漂っていた。

追加料金でオーナーが夕食・朝食も用意してくれ、キューバならではの料理が楽しめるのもカーサ・パルティクラルならでは。英語や片言のスペイン語などでキューバ人との交流ができればきっと観光地巡りだけでは得られないいい思い出になるだろう。

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テラスなどに心地よく過ごせるラウンジを設けているカーサもある。部屋数の大きなカーサ・パルティクラルなら、他国から来た旅行者と旅情報を交換することも。

当サイトでも、人気の高いカーサを紹介してゆくので、ぜひホテルだけでなく、カーサ・パルティクラル体験もしてみてほしい。

ちなみにハバナ市内のカーサ・パルティクラルは20CUC~30CUCのところが多い。他都市も大きくは変わらず、最低・最高料金はおそらく決められており、設備などランクによって決められているのだろう。

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外国人が泊まることができるカーサ・パルティクラルは、青いこのマークが門や玄関先に貼り出されている。ハバナ旧市街やバラデロ市街地など至るところにあり、探すのは容易だ。カーサごとの部屋数は1~3部屋程度と少なく、特にヨーロッパから来ている人は一週間など長期滞在している人も多いため、人気のカーサ・パルティクラルは数カ月先まで予約で満室になってしまっている。現地で歩きながら直接探すこともできるが、泊まりたい場所があるなら事前に予約サイトを使うかメールで予約をしてから行こう。

●ホテル予約の英文Eメール例文サンプル集

もし返信がスペイン語で届いたら、Google翻訳などの翻訳サイトを使って読解可能だ。

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