離れて暮らす高齢の親の見守りと遠隔サポートのため実家をDIYでスマートホーム化する方法

実家スマートホーム化に必要なアイテム&環境

実家スマートホーム化に必要なアイテム&環境

帰省しながらの断続的な作業で少々時間もかかりましたが、予定していた設定作業は8割方終わりました。

「高齢の親をサポートするため、実家をスマートホーム化したい」

そう思った人がまず何から揃えたらいいのか、簡単にまとめてみました。

INDEX

  1. まずは「インターネット環境」
  2. 遠隔見守りに欠かせない「ネットワークカメラ」
  3. 既存家電をスマホ操作できるようにする「スマートリモコン」
  4. 話しかければ答えてくれる「スマートスピーカー」
  5. 開閉センサーで玄関やトイレの出入りをチェック
  6. 夏の熱中症から高齢者を守るスマート温度計
  7. 「スマートディスプレイ」は高齢者にこそ必要なデバイス

まずは「インターネット環境」

スマートホーム化に欠かせないのはまずインターネット環境。そしてWi-Fiが利用できる環境です。

既に実家にインターネット環境があるなら何も問題ありませんね。有線LANのみでWi-Fiがない場合には、契約しているプロバイダーのサービスをチェックしてみましょう。ルーターにプラスして使う無線LANアクセスポイントを貸与してくれることもありますし、一体型のWi-Fiルーターと交換できるかもしれません。

無線LANアクセスポイントだけ買い足してもいいでしょう。安価なものなら3,000円くらいで買えます。設定もさほど難しくありません。

問題はインターネット環境がなく、いちから導入する必要がある場合です。

「パソコンでインターネットを使うわけでもないのにもったいないなあ」と思うかもしれませんが、インターネット環境さえあれば、遠隔からネットワークカメラによる見守りができますし、スマートディスプレイで顔を見ながらの会話もしやすくなります。月数千円のコストでお互いの安心とリスク回避ができるなら安いものでしょう。

インターネット利用には「固定インターネット回線(光回線・ADSL・ケーブルテレビ等)」「モバイルWi-Fi(ワイモバイル、UQ WiMAX等)」という選択肢があります。

光回線であればスピードも速く安定していますが、問題は開通までに時間がかかることと初期費用。

なので手軽に導入できるモバイルWi-Fiを利用するのも悪くない選択肢です。実家に行く前にスマートホーム用デバイスの設定や動作確認ができるメリットもあります。

インターネット環境構築に関しては、別途まとめたいと思います。


遠隔見守りに欠かせない「ネットワークカメラ」

次に導入したい重要アイテムが、ネットワークカメラ。
とりわけ親が一人暮らしの場合には、家の中で倒れたり寝込んだりしていても、誰も気付かず最悪の事態に至る可能性もあります。ネットワークカメラがあれば、遠方からスマホで実家の家の中の様子を確認することができ、お互いに安心です。

多くのネットワークカメラでは、動体検知した直前直後数秒の動画をクラウドに保存しておくサービスがあり、この保存動画を見れば、親が起きた時間や就寝時間もわかりますし、長時間画面に映っていない場合でも、最後に部屋を出ていった時間や服装、持ち物などからどこに行ったのかを推察することもできます。

今、カメラはかなり安価で入手できるので、リビングと寝室、そして廊下や玄関など複数個所に設置しておけば、家の大半をカバーできますし、防犯にもなります。

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既存家電をスマホ操作できるようにする「スマートリモコン」

家電製品や照明などがすべてIoTでネットワーク対応している最新のものならこれは必要ありませんが、築年数も長い実家では、そんなこともないでしょう。

「スマートリモコン」とは、複数の家電製品のリモコンを登録し、スマホから一括で操作できるようにする製品です。

これを設置することにより、家の外からもインターネット経由で家電製品を操作したり、Google HomeやAmazon Echoなどのスマートスピーカーと連携して、「OK Google、電気を付けて」という音声操作も可能にしてくれます。

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話しかければ答えてくれる「スマートスピーカー」

「アレクサ、エアコンをつけて」
「OK Google、今日は何曜日?」

そんな言葉でのリクエストや問いかけに応えてくれるのがスマートスピーカー。AmazonのAlexa端末とGoogleアシスタントが使えるGoogle Home/Google Nestが有名です。

これを使うことで、親がいちいち立ち上がって壁のスイッチまで行かなくても、天井照明をつけたりカーテンを開け閉めすることができます。起きた時に寝室からリビングのエアコンをつけることも可能となり、足腰が弱った親の日々の生活が楽になります。

また認知症初期には、今日が何日だったか、病院の診察予約日がいつだったかわからなくなり本人のストレスにもつながります。親の病院診察予約日やリハビリ、来客予定などをGoogleカレンダーなどのオンラインカレンダーに登録しておけば、あとは親がスマートスピーカーに「今日の予定を教えて」というだけで、答えてくれます。

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開閉センサーで玄関やトイレの出入りをチェック

玄関の扉や窓ガラス、さらにトイレのドアや押し入れのふすままで、開け閉めをセンサーで感知してくれる製品です。

例えば外から帰ってきたら、自動で廊下の照明を付けたり、リビングのエアコンをオンにしたりという使い方もできます。

徘徊リスクがある親であれば、玄関で動体感知や開け閉めが起こった際に自分のところにLINE通知が来るように設定しておくこともできます。そうすれば、玄関付近を映し出せるネットワークカメラを確認し、外出をしようとしているのか来客なのかを確認することもできます。

またトイレのドアなどに設置すれば、家の中で倒れたりせず無事に生活しているという安否生存確認にもなります。

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夏の熱中症から高齢者を守るスマート温度計

年を取ると、真夏でもあまり暑さを感じられなくなることがあります。そのまま30度超の部屋で水分もとらずに熱中症や脱水症状となって、救急搬送される高齢者も少なくありません。

インターネット経由で、実家の室温を確認することもできるスマート温度計を導入すれば、事前に設定した温度を越えた時にLINE通知が届くようにしたり、あるいは自動的にエアコンをつけるよう設定することもできます。

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「スマートディスプレイ」は高齢者にこそ必要なデバイス

スマートスピーカーにディスプレイが付いた「スマートディスプレイ」があると、より強固に親のサポートをしてくれます。

例えば上の写真は、「OKグーグル、今日の予定を教えて」と親が問いかけた際に表示された画面です。

その日のスケジュールを音声で読み上げてくれるのと同時に、こうして文字としても表示してくれますので、より理解しやすくなります。

また「○○○の音楽をかけて」などと言えば、YouTubeなどから関連する音楽を映像付きで流してくれたりもします。スマホやパソコン操作は難しい高齢者でも、この程度の呼びかけなら覚えて使いこなしてくれます。

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他にもいろいろな製品がありますが、実家スマートホーム化の第一弾としてはこんなところでしょうか。

他のおススメ製品を見つけたら、随時追加していきます。