離れて暮らす高齢の親の見守りと遠隔サポートのため実家をDIYでスマートホーム化する方法

玄関ドアが開いたらLINE通知~IFTTTで遠隔見守り

玄関ドアが開いたらLINE通知~IFTTTで遠隔見守り

IFTTT(イフト)をご存じでしょうか。
無料で使えるWEBサービスで、いろいろなモノ・サービスを連携させることができます。

・・・と言ってもイメージが湧かないと思うので、今回は具体的な活用を元に使い方をご紹介します。

INDEX

  1. IFTTT(イフト)とは
  2. 今回の目標~玄関ドアが開いたらLINE通知
  3. 手順1:玄関にSwitchBot開閉センサーを設置
  4. 手順2:アプリ「IFTTT」インストールし新規アカウント作成
  5. 手順3:トリガー(前提条件)玄関ドアが開く」を設定
  6. 手順4:アクション(実行したいこと)を設定
  7. 手順5:玄関ドアを開けて試してみる
  8. IFTTT活用で実家の見守りをもっと楽に

IFTTT(イフト)とは

IFTTT(イフト)というちょっと変わった名前。
これは

IF(もし)This(これなら)
Then(その時は)That(ああする)

の略です。
様々なモノやサービスを連携させ、ルーティンな作業を自動化させる便利なインターネット上のサービスです。

●IFTTT(イフト)公式サイト

一行目の「IF This」が「トリガー」と呼ばれる部分で前提条件、二行目の「Then That」が「アクション」と呼ばれ、実行したいことになります。

この「トリガー」と「アクション」は必ずセットで設定する必要があり、そのセットを「アプレット」と呼びます。

IFTTTは、1アカウントあたり3アプレットまで設定して無料利用することができ、それ以上使いたい場合には有料版のプロアカウントが必要です。

スマートホーム化や実家見守りなどの強力な助っ人となります。

例えば郵便受け。
郵便受けの扉部分に電池式の開閉センサーを設置し、郵便物や新聞が投げ込まれたらLINEに通知が届くようにするなどができます。

一人暮らしの人なら、帰宅時に人感センサーが反応して照明をつけ、好きな音楽を流し始めるという自動化を設定しておくのもいいでしょう。

初心者でも簡単にそうした設定ができるよう、IFTTTは様々なメーカーやサービス提供会社と連携しており、設定できる製品やサービスもたくさんあります。

今回の目標~玄関ドアが開いたらLINE通知

今回は事例として、シンプルな自動化を設定してみたいと思います。

トリガー実家の玄関の扉が開く
アクションLINEで自分宛に実家玄関扉が開いた旨の通知が届く

とても簡単ですが、実家で高齢の親が一人暮らしをしている人にとってはかなり意味あるものです。

  • 親が家の中で倒れて新聞もとりにいけなくなっていないか
  • 認知症気味の親が何の予定もない日に外出していないか
  • 怪しい人がセールスで訪れていないか

例えば私の親は、なんとか一人で生活できる状況ですが、なぜか「日にち」だけわからなくなるのです。そして通院日や送迎付き美容院の日をしょっちゅう「今日」だと思い込み、タクシーを呼んで病院に向かってしまったり、玄関ドアを開け閉めしながらずっと待っていたり。

足が悪く庭仕事や買い物で外出することはないので、通所リハビリ予定日や生協宅配日、ヘルパーさんが来る日時以外で玄関のドアが開くことは稀です。

なので、玄関ドアが開いたとLINE通知がきたけど本来予定がない日の場合には、ネットワークカメラを確認したり電話をして、母が何か勘違いしていないかどうか、庭に出ている場合にはちゃんと無事に戻っているかどうかチェックできます。

なおSwitchBotアプリにも通知機能がありますので、LINE通知が必要なければ、SwitchBotだけでほぼ同様のことができます。

手順1:玄関にSwitchBot開閉センサーを設置

必要な製品は2つ。

ひとつはスマートリモコンの「SwitchBotハブミニ」。これは様々なSwitchBot製品をインターネット経由で他の製品・サービスと連携させたり、リモコン登録した家電を操作するためのトリガー役に設定する役割を担います。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

もうひとつは「SwitchBot開閉センサー」。

こちらは後日詳しく紹介しますが、玄関の扉はもちろんのこと、窓や冷蔵庫、棚などの開閉部に貼り付けて、防犯や安否確認、あと「外出したらテレビやエアコンの電源をオフにする」「夜に帰宅したら家の中の照明をつける」といった家電製品を操作するトリガーとして使うことができます

この「SwitchBot開閉センサー」を玄関のドア内側上部に貼り付けます。

単四電池が2本で、通常3年間ほど使えるそうです(一日あたり80回の開閉・40回のボタン押しなどの条件での測定値)。

開閉センサーに加え、動体検知機能(最大5メートル)と光センサーも搭載しており、「外出モード」を手動でオンにするためのボタンもついています。これによって「動体検知より前にドアが開閉された→外から開けられた(帰宅)」「動体検知の後にドアが開閉された→内側から開けられた(外出)」という、帰宅なのか外出なのかという判定も自動的に行われます。

SwitchBot開閉センサーのドアへの設置が終わったら、SwitchBotアプリに製品を追加します。

手順2:アプリ「IFTTT」インストールし新規アカウント作成

次にIFTTT(イフト)です。
パソコンでもスマホでも新規アカウント登録や設定はできますが、ここではスマホ版の画面で見ていきます。

まずは専用アプリ「IFTTT(イフト)」を検索し、インストールします。

続いて新規アカウントの作成。メールアドレスとパスワードを設定するだけなのですぐ終わります。その後の画面で「作成する」を押すと早速アプレットの設定作業に入ります。

手順3:トリガー(前提条件)玄関ドアが開く」を設定

まずはトリガー。

黒背景の「If This 追加する」をタップして、前提条件であるトリガーを設定します。

ずらり並ぶアイコンが、連携させることのできるサービスの一部です。赤い「SwitchBot」アイコンを探してタップしましょう。

今回は開閉センサーをトリガーにしたいので、「開閉と動体を検知する」をタップします。

ここでSwitchBotアカウントとの連携のための画面になります。「接続する」をタップすると一度SwitchBotのサイト上でユーザ名とパスワードを入力してサインインすることが求められます。これでIFTTTとSwitchBotふたつのアカウントの連携が行われます。

続いてトリガーの詳細設定です。

「デバイスを選択」で「開閉センサーD0」を、「開閉と動体を検知する」で「開けた」を選択します。今回は動体が検知されない時間の設定は行わず、照度も特にトリガーには含めません。

これで「続ける」をタップすると「IF」で始まるトリガー設定は完了です。

手順4:アクション(実行したいこと)を設定

続いて「Then That 追加する」をタップ。
ドアが開いたら実行してほしいアクションを設定しましょう。

今度は黄緑色のLINEアイコンをタップ。

LINE通知をアクションに設定したいので「Send message」をタップし、先程と同じように、連携したいアカウントでログインをします。この際、同意して連携すると、LINE公式アカウント「LINE Notify」が友だちに追加されます。

「Recipient」で通知の宛先を指定します。

今回は自分だけに欲しいので「1:1でLINE Notifyから通知を受け取る」を選択します。所属しているグループにメッセージを送ることもできるので、例えば家族で同時に受信したいなら、家族用のグループを作って宛先に設定すればいいでしょう。

その下の「Message」欄で、受信したいメッセージを設定します。定形パターンの他、「実家の玄関ドアが開きました」など好きな文章にすることもできます。

これでアプレット作成が完了しました。
実際に意図した通りに動くかどうか、試してみましょう。

手順5:玄関ドアを開けて試してみる

玄関のドアを開けてみました。
「SwitchBot開閉センサー」のランプが点灯して、センサーが反応したことがわかります。

この情報が「SwitchBotハブミニ」を介してインターネット上に流れ、IFTTT→LINEと連携し・・・

届きました\(^o^)/

これで実家の玄関ドアの開け閉めが行われるたび、私の手元のスマホにLINE通知が入ります。

外出予定がない日や夜間に開閉があれば「あれ?」と思ってネットワークカメラを確認しますし、短時間で繰り返し開け閉めが行われていれば、恐らく過去のパターンからして、リハビリや送迎付き美容院の日にち・曜日を勘違いして玄関で待ってしまっている可能性があるので、電話が必要です。

IFTTT活用で実家の見守りをもっと楽に

SwitchBot製品とIFTTTを上手に活用すれば、実家でトラブルが発生しそうな時に自動的に通知を飛ばしてもらうことができるので、速やかな対処が可能です。
またGPSと連携させても、いろいろなことができます。

親の徘徊が心配で、頻繁にネットワークカメラをチェックする必要もなくなり、心理的負担も軽くなるでしょう。兄弟など他の見守り役の人達とも情報を共有できるので、より速やかな対処も可能になりますし、ストレス軽減につながるかもしれません。

設定は、一度慣れてしまえばとっても簡単。
親の見守りはもちろんのこと、自宅のちょっとしたルーティン作業を自動化させることもでき便利です。

ぜひ試してみてください。

●IFTTT(イフト)公式サイト