離れて暮らす高齢の親の見守りと遠隔サポートのため実家をDIYでスマートホーム化する方法

最新家電じゃなくてもスマートホーム化できる

最新家電じゃなくてもスマートホーム化できる

実は簡単な「スマートホーム化」。
しかもやり始めると楽しくてちょっとはまるほど。

ネット接続が可能な最新のIoT家電に買い替えなくても、スマートホーム化はできます。鍵となるのは「スマートリモコン」と呼ばれるもの。既存家電製品や照明器具などをインターネット経由で操作できるようになり、さらに他の製品を組み合わせれば、音声操作や自動化なども実現できます。

INDEX

  1. 既存家電をネット接続させる「スマートリモコン
  2. 人気の「NatureRemo」「SwitchBot」
  3. スマートスピーカーを加えて音声コントロール可能に
  4. さらに連携アプリを使えば「自動化」も
  5. 連携アプリを使ってもっと便利な使い方を模索

既存家電をネット接続させる「スマートリモコン」

「Google Nest Mini」や「Amazon Echo」などのスマートスピーカーが普及し、家電製品を音声コントロールする人も珍しくない時代となりました。Amazonや家電量販店でも「Alexa対応製品」といった表示をよく見ます。

ただ「Alexa対応製品」などがないと、音声コントロールはできないと思い込んでいる人も結構いるようです。

そんなことはありません。スマートスピーカーに加え「スマートリモコン」もあれば、10年前に買ったエアコンやテレビも、スマホからの操作や音声コントロールできるようになります。

スマートリモコンの基本的な仕組みについてはこちらの記事をご覧ください。

●「SwitchBotハブミニ」導入で実家TV・エアコンを遠隔操作

「実家の親はスマホ使ってないから関係ない」
「リモコンがあれば別に音声コントロール必要ないのでは」

と思うかもしれませんが、それは違います。スマートリモコンを導入して「ネット経由の家電操作を可能にする」「センサー等で得られたデータをネット経由で利用できる」ことが可能性をぐんと広げてくれるのです。

一例をあげると・・・

  • 熱中症予防のため遠隔操作でエアコンをONにする
  • 玄関ドアが開いたら自分にLINE通知が届くようにする
  • 親が寝室で「OK Google おはよう」といったら居間の暖房をオンにしカーテンを開ける自動設定

など。

トイレ前に人感センサーを設置しておき、その開閉ログをアプリ経由で確認できるようにしておけば、一定期間動きがない時「何かあったのか」と気付くこともできます。

そうしたことを可能にしてくれるのが、スマートリモコンなのです。

人気の「NatureRemo」「SwitchBot」

人気スマートリモコンと言えば「NatureRemo」と「SwitchBotミニハブ」。

「NatureRemo」のほうが知名度高いかもしれませんが、実家スマートホーム化なら「SwitchBotミニハブ」がおススメです。

SwitchBotシリーズは製品ラインナップが充実しており、実家見守り目的で使い勝手のいいセンサーが多数揃っているからです。しかも安い。

これら製品はスマホアプリで設定し運用してゆくので、なるべく揃えたほうが効率的ですし連携もさせやすくなります。

スマートスピーカーを加えて音声コントロール可能に

SwitchBotミニハブを「Google Nest Mini」や「Amazon Echo」などのスマートスピーカーと連携させることで、音声コントロールが可能になります。

夕方ちょっと暗くなってきたら「OK Google 電気をつけて」で天井照明をつけ、冷えてきたら「OK Google エアコンをつけて」で暖房を入れます。ギックリ越など経験したことある人ならわかると思いますが、酷い時にはテーブルの上のリモコンをとろうと身体をちょっとひねるだけでも悲鳴があがるもの。足腰弱った人が立ち上がって壁スイッチを押しに行くというのは、元気な人が思う以上に大変なのです。

スマートスピーカーのいいところは、別の部屋の家電製品も操作できる点。

また寝室のベッドに入ってから「あれ、エアコン消したかしら」と心配になった時にも、寝室に置かれたスマートスピーカーに対し「OK Google エアコンを止めて」と言えばそれで大丈夫。

“自動化”で毎日のルーティンをもっと楽に

そして最後は“自動化”。
毎日のルーティンをあらかじめ設定しておくことで、時間やセンサーなど一定の条件で自動的に家電製品を動かすというものです。

自動化はいくつかのアプリで設定ができます。

例えば「Google Nest mini」など、Googleアシスタントのスマートスピーカーを使っているなら、「Google Home」アプリで設定が可能です。

デフォルトでは「OK Google おはよう」と言うと、「○○さん おはようございます・・・」と挨拶を返してくれ、そのエリアの天気予報を読み上げ、Googleカレンダーからその日の予定を教えてくれます。この「おはよう」に対するリアクションは自由に編集ができます。例えば寝室のカーテンをレールに取り付けた機器を動かして開けるというアクションを追加したり、居間のエアコンをオンにして暖房を付けたりすることも可能なのです。

寒い冬の朝、身体もこわばった中で動けば転倒リスクもあります。
起きた時にベッドで「OK Google おはよう」と呼びかけるのを習慣化すれば、布団から出て歯磨きをして居間に入るころにはぽかぽか温まっているという次第です。

同じく「OK Google おやすみ」と言えば、居間の天井照明、テレビ、エアコンなどすべてオフにする設定を加えておけば、付けっぱなしという事態を防げます。こたつはリモコンがない家電製品ですが、その場合もプラグとコンセントの間にひとつ機器を挿入しておけばオフにすることが可能です。

SwitchBotアプリにも「シーン」という機能があり、同社の製品群を連携させることができます。

例えばハブミニと温湿度計を連携させれば、「室温が20度以下になったらエアコンの暖房をONにする」ことができます。玄関の開閉センサーで外出のボタンが押されたら、エアコンや空気清浄器などすべてオフにすることもできます。

SwitchBotだけで完結しないことも、「IFTTT(イフト)」などのWEBサービスを連携させるアプリを使うことで実現させることができます。IFTTTについての詳細はこちらをご覧ください。

●玄関ドアが開いたらLINE通知~IFTTTで遠隔見守り

記憶力や認知力が低下してくると、本人にとってもストレスは大きく、また周囲もつい「どうして忘れちゃうの」ときつい言葉を投げがちです。忘れてしまうのも注意力が不足するのもどうしようもないこと。エアコンが付けっぱなしになりがち、冷蔵庫の扉の締め忘れが度々ある、IHクッキングヒーターでお湯を沸かしたまま外出してしまう・・・そんな「うっかり」を目撃したら、どんな自動化を設定すれば次からそれを防ぐことができるか、いろいろ考えてみましょう。

「また忘れてる・・・」と思うのではなく、「さあ、どんな自動化をすれば次が防げるかな」と考え始めると、ちょっとワクワクするものです。