離れて暮らす高齢の親の見守りと遠隔サポートのため実家をDIYでスマートホーム化する方法

はじめに

はじめに

築40年の実家をスマートホーム化したい。
そして高齢一人暮らしの母をサポートしたい。

「スマートホーム化」

というと、新築一戸建てやマンションなどで導入される最先端のテクノロジーという印象の方がほとんどだろう。

照明や空調、TVやオーディオ機器、さらには調理家電、玄関のドアベルなどもすべてネットワークで連結し、スマホで遠隔操作したり、時間や天気・気温、プリセットしたスケジュールにあわせて自動設定するなど、スマートで便利な生活を実現するというものだ。

ただ私が実家をスマートホーム化したい理由はもう少し切実。
それは・・・

一人暮らしする高齢の母の見守りとサポート。

  • 母が家の中で倒れていないかどうか監視したい
  • 暑さ寒さを感じにくい母の替わりにエアコン調整
  • 防犯のため二階の部屋の照明なども点灯・消灯
  • 食材その他必要で欠品しているものを確認したい
  • 来客の玄関前応対を遠隔で行いたい
  • 母の体温や血圧、食事や入浴状況を確認したい

母は78歳。

ここ数年は足が弱り、圧迫骨折で背中も曲がった結果、ひとりで外出することはできなくなった。

2021年夏の父病死後は猫とふたり暮らし。その少し前に発症した脳の病気の影響もあり、記憶や認知・判断能力が急激に低下している。

結果、家の中でも危険な状態になることが増えた。

気温30度超の日に厚手の布団と毛布で昼寝して熱中症になりかかったり、通院日も時間も勘違いしたまま、夜中にタクシーを呼んで遠方の病院に向かってしまったり。

先月は母と長時間連絡がとれなくなり、仕事早退して帰省したところ寝室ベッド下に倒れていて、そのまま救急搬送となった。

週に1回はヘルパーさんが来てくれ、私も毎週か隔週で帰省しているのだが、その間にトラブル発生して急遽帰省ということも度々ある。片道4時間かかるので結構大変だ。

「ひとり暮らしは今後難しくなっていくだろう」

ケアマネさんの言葉が重たくのしかかる。身体・認知能力がさらに落ちれば、安全のためにも施設入所が必要となる。正直私にとってもそのほうが負担は軽い。

ただ母の希望は、住み慣れた自宅で愛猫と一緒に暮らし続けること。

だとしたら、一日でもそれを長く伸ばせるよう、私が不在の時でも遠隔で家の中の状況を把握し、さらにはエアコンや照明、テレビなどを遠隔操作し、母が健康的かつ安全で快適に過ごせる環境を作りたい。それは同時に、私の介護負担軽減にもつながる。

問題はその実現方法だ。

築40年の古い木造家屋。照明も昔ながらのアナログだし、エアコンもテレビもIoTではない。

そして母親は今、スマホ操作も危うい。数か月前は問題なくできていた「かかってきた電話に出る」ことすら手間取っている。今後さらにできないことが増えるだろう。

  • 母が馴染んだものをできるだけ変えずに継続して使う
  • 費用はなるべく抑える
  • 私がネット越しに遠隔操作できる環境を作る
  • 母ができなくなったことをモノとシステムでカバーする
  • 親の安全確保と同時に自分自身もなるべく楽になる方法を探る

新築のスマートホームとは違うので、できることは限られる。照明設備や家電を入れ替えるのではなく、既存のものに「プラスアルファ」しての簡易的なスマートホーム化が中心だ。

この先どのくらい母が実家で一人暮らしを続けられるかもわからないので、出費はなるべく抑えたい。

母が設定したり操作したりということは難しいので、そこに住んでいない私が主に設定をし、遠隔操作することになる。

そんなわけで、一般的かつ本格的なスマートホーム実現からはかなり遠くなるが、使えそうなアイテムやサービスを導入し、できる範囲でスマートホーム化を図っていきたい。

当サイトは、自分自身の記録とモチベーション維持、そして同じニーズを抱えた人たちとの情報共有を図るべく立ち上げた。

今後スマートホーム化のために情報収集したことや、実際の設置レポートなどを掲載してゆく予定だ。気になる製品やニュースをクリッピングするのにも活用していきたい。

期限は2021年末。それまでに「こんなことができたらいいな」と思っていることをひとつずつ実現したい。そして私と母両方の不安とストレスを軽減し、さらにはヘルパーさんやケアマネさんとも連携して、母にとってより安全で健康的な環境を自宅に作りたい。

きっとその挑戦は、母の後を追いかける自分自身の老後にも役立つものとなるはずだ。