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トップページ旅行記<トリニダー編>

古都トリニダー散策

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トリニダーは「古都」として多くの観光客を惹きつけている。街が作られたのは16世紀。その後サトウキビプランテーションの拠点として繁栄し、奴隷制度が廃止されると次第に衰退し、昔のままの街並みがそのまま残ったのだとか。

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小さな町なんだけど坂も多く、そして石畳の道が続く。
高い建物などもなく、ハバナ旧市街とは全く違った雰囲気を漂わせる街だ。

ただここも・・・

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中心エリアは外国人観光客だらけ。
この写真に写っている人も、中央の女子学生を除くとほとんどカナダ・ヨーロッパから来ている人達だと思う。

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街の中心はマヨール広場。

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広場を博物館が取り囲む。
この博物館となっている建物も、修復して外壁もきれいに塗装されているが、元々は18世紀に建てられた農場主などの邸宅が使われていたりする。

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マヨール広場に面して建つサンティシマ教会。

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教会の横には幅広い階段があり、ここがカフェになっている。
途中の踊り場状態のところに小さな舞台があり、夕方からはいくつものバンドが交代で演奏する「カサ・デ・ラ・ムシカ」という屋外ライブスポットになり盛り上がる。

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長い坂道。
遠くに水平線が見える。

元々は海沿いに街が作られていたが、海賊の襲撃などあり高台に移したそう。

「車は走っていないのか?」

と思うかもしれないが、そんなことはなく、タクシーも走るし、水不足なのか給水車もひっきりなしに走っていた(坂のため給水車が走るとタンクから水が溢れて道が濡れる)。

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露店が立ち並ぶ路地も。
白いテーブルクロス的な布がはためいているが、これがトリニダーの特産品。

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「ファゴッティング」と呼ばれるもので、布から糸を引き抜いて透けた模様を浮かび上がらせているものだ。販売しながらその横で実際に作っている女性も多い。刺繍は布に糸を縫い付けていくものだが、その逆。なかなか地味で根気のいる作業に思えた。

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ハバナ旧市街同様、ここも古い建物の修復作業が進められている。
床も天井も抜け落ちてしまっており、修復といいつつ、元の建物は外壁のみで中身はほとんど新しい素材になるという点では、キューバのクラシックカーと同じ(外側は50年台のアメ車だけど、中身はほとんど韓国&中国メーカーの部品に置き換わっているらしい)。

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もちろんここでもレトロなフォルムのクルマがばりばり現役だ。

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トリニダーは、特別何かを観光するというより、やはりぶらぶら街中散策が基本。
日中はかなり暑いが、夕方になると気持ち良い風も吹き始め、過ごしやすくなる。

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そして石畳風景もまた夕刻モードに変わる。

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そして日没。

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