キューバ旅行情報館

トップページ旅行記<サンティアゴ・デ・クーバ編>

モロ要塞

写真

サンティアゴ・デ・クーバ駅の周辺でさんざん探した結果、やっとモロ要塞往復17CUC(約2125円)で行ってくれるタクシーを捕まえた。最初20CUCからの交渉。ガイドブックには10~15CUCとあったのでもっと下がる可能性はあったが、ここまで他にタクシーが見つからない状況下ではやむを得ない。

運転手さんに聞くと、元々それほどタクシーがないところに観光客がたくさん来ているので仕方ないとのこと。

写真

タクシー運転手さんは入り口に車を停め、ここからはひとり。
17CUCの稼ぎがあればもう今日は仕事しなくてもいいのだろう、「時間は気にしなくてOK」とのこと。

写真

途中の長い道には、おみやげ屋さん。
午後の遅い時間帯だったせいか、観光客の姿がないどころか、売り子の姿すらない。どこかで昼寝しているんだろうか?治安いい国とはいえ、無防備すぎる・・・

写真

絵も売られていた。

写真

目の前は大海原というレストラン。

テーブル一つ毎にカーテンで囲えるようになっていて、かなり高級なところなのだろう。

写真

そしてやっと見えてきたモロ要塞。
1997年に世界遺産に登録されている。

建設されたのは17世紀、当初は海賊対策だったようだ。カリブの海賊かあ!

写真

写真

写真

写真

写真

写真

写真

写真

写真

ここもなぜだか貸切状態。
スタッフや警備員はたくさんいるのだが、観光客は自分一人だった。

途中、呼ばれた気がして振り返ったら、運転手さんがいた。
車で待っているのが暇になったのか、あるいは観光案内くらいしてあげようという気になったのか。

おかげで、一人だったらぶらっと歩いて終わってしまうところ、結構細かいところも説明してもらうことができた。

写真

写真

写真も撮ってもらえたし♪

写真

写真

ちなみにこの人が運転手さん。
タクシーの写真を撮ろうとしたら、そうじゃないそうじゃないと。こっちへ来いと手招きする。何かと思ったら・・・

写真

運転席に座った写真を撮ってあげるということだったようだ。
なかなかサービス精神旺盛な人だ。

写真

すぐ近くには飛行場もある。

写真

「別の角度からモロ要塞全体が見える道を通るから」

と、行きとは違い、ぐるっと海岸沿いを走る道へと侵入していった。

写真

このルートがなかなか!!!

写真

突き出した岬に張り付くように作られたモロ要塞を真横から見ることができる。
一番下のところからは、よく人が海に飛び込んでいるとのこと(自殺ではなく泳ぐために)。

「よく見ろ、今も人がいるよ」

と言われじっと見てみると・・・

写真

ほんとにいた!
あんな高さから飛び込むというのか!!!

写真

モロ要塞背景の記念写真も撮ってもらった。

写真

湾内にはいくつもの島があり、島と市内の間は渡し船。
その向こうにはかなり高い山が連なっている。

ハバナで一緒の学校だったドイツ人が、2週間かけて自転車で走り、最後ゴールはサンティアゴ・デ・クーバだと言っていたが、普通の観光では見ることのないいろいろなキューバの自然を目に焼き付けながら走っているんだろうなあ。自転車は厳しいけど、バイク旅とかできたら素敵だなあと。

「実はお前の国とキューバは仲がよく、この間もお前の国の大統領がきたばかりだ」

という。安倍さんがキューバ訪問?
そんな話は聞いたことないし、絶対大きな間違いがあるよな・・・と思ったけど、証拠を見せるという。

写真

「ほら」とドヤ顔の運転手さん。

おいおいおい、やっぱ中国やん。
去年、結構な時間をかけて中南米訪問した習近平国家主席だ。

後でニュース検索したら、首都ハバナだけでなく西端のサンティアゴ・デ・クーバまでやってきて、国民的英雄ホセ・マルティの墓に献花し、モンカダ兵営も表敬訪問したそう。キューバと中国、それにアメリカを加えた今の特別な三者間関係ゆえでもあるが、やるなあ。

一応運転手さんには、私は日本人で、彼は中国の政治家だと説明しておいた。この後タクシーに乗った日本人が万一にも習近平氏の顔を知らず「誰だっけ」と悩んでしまったらいけないので。

写真

いろいろ案内もしてくれたので、チップ1CUC乗せて支払った。
お金もったいないので滅多にタクシー借りきっての観光とかはしないんだけど、たまにはいいかも。いい運転手さんにあたってよかった。

関連カテゴリ