キューバに到着して一週間が経過した。
この間、両替&ATM現金引き出しをしたのは合計5回。
来る前は「どうお金を持ってくればベストか」が最大の悩みだったが、結論をいうと、他の多くの国(ドル&ユーロ圏以外)への旅行と同じで大丈夫だった。つまり円現金+クレジットカード。
まだハバナ市以外での両替事情もわからないし、クレジットカードのキャッシングがどういうレートになっているかもわからないので結論はつけられないが、今時点でわかったことを箇条書きしておく。
銀行ATM。
カードを入れると「スペイン語か英語か」と聞いてきて、英語と答えるとあとは「WITHDROW(引き出し)」と出てくるのでそのボタンを押し、あとはパスワードや金額を入れるだけなので簡単。
両替所はすべてCADECAというところ。
おそらく民間で自由に両替事業始められるシステムではないと思うので、銀行以外でCADECA以外に両替できる場所は原則としてないと思うし、市内のCADECAレートはどこも同じだろう。銀行とCADECAでレートが違うかどうかはまた今度確認したい。
ハバナ以外の銀行では、円現金を受け付けてくれないところもあるとガイドブックにあったので、ユーロも持参している。実際にハバナ市内の両替所のレートを前提に計算すると、円とユーロどの程度違いがでるか。
●日本出国時のレート
1ユーロ=140.39円
●ハバナ市内の両替所のレート
1CUC=123.3156円
1CUC=1.0834ユーロ
つまり1万円分は何CUCになるかというと・・・
<円現金のまま持ち込んだ場合>
1万円=81.09CUC
<ユーロに両替して持ち込んだ場合>
1万円=71.23ユーロ=65.74CUC
計算あってるかな?
もし間違っていなければ、ユーロを経由して持ち込むと2割近く目減りしてしまうことになる。
やはり円現金&クレジットカード・キャッシングを中心にし、ユーロはハバナ以外の都市の、日本円現金扱っている銀行で両替せざるを得なくなった場合のためのお守りとして持ち込み、可能であれば使わないで持ち帰るというのが正解かもしれない。自分はハバナを離れる段階である程度まとまった円現金をCUCに両替し、万が一足りない時にはクレジットカード・キャッシングを利用する予定だ。もちろん350ユーロもお守りとして持っている。
【訂正】
ユーロ経由で両替した際の数字を間違えていました。
理由不明なのですが、キューバでは「ユーロ(EUR)」「イギリス・ポンド(GPB)」のみ、為替相場の表記が他通貨とは異なっていました。
上の写真は両替所に貼られたレート一覧なので「COMPRA」が買い(他通貨→CUC)、「VENTA」が売り(CUC→他通貨)なのですが、GBPとEURのところだけ右の数値のほうが大きくなっていることがわかると思います。この2通貨のみ「1GBP/EURあたりのCUC金額」表記なのです(通常は「1CUC=124.600円」というCUC軸にした表記)
それゆえ、先に書いた記事では・・・
誤)1CUC=1.0834ユーロ
正)1ユーロ=1.0834CUC → 1CUC=0.9230ユーロ
誤)1万円=71.23ユーロ=65.74CUC
正)1万円=71.23ユーロ=77.17CUC
誤)ユーロを経由して持ち込むと2割近く目減り
正)ユーロを経由して持ち込むと5%近く目減り
2割は変だなあと思っていたのですが、大きな間違いでした。すみませんでした。
ちなみに、上の写真のレートを売り買いどちらもCUC基軸の数値に直すと
通貨 | 買い | 売り | 仲値 |
CAD | 1.3023 | 1.2202 | 1.26125 |
EUR | 0.9572 | 0.8968 | 0.927 |
JPY | 124.6 | 116.7511 | 120.67555 |
となり、どの通貨も仲値に3.25%乗せた売り買いレートになっていることがわかります。
つまりカナダドルでもユーロでも日本円でも、CUCに両替する時に上乗せされる手数料に差はなく、ユーロやカナダドルを経由してしまうと、円→ユーロ・カナダドルの両替の際に上乗せされる手数料分だけ不利になってしまうということで、結論としてはやはり、円からの直接両替がお得です。
ただ円現金からの両替は断られる場所もあるので(ホテルフロント両替/トリニダードの銀行など)、比較的長期の旅行でハバナ市以外もまわるのであれば、保険としてユーロやカナダドルの現金、VISAやマスターなどのクレジットカード(キャッシングはどこでもできる)を持っていったほうがいいと思います。両替事情についてはまた別途まとめます。