プラハ空港から路線バスとメトロで市内へ行く

チェコは今回が初めてでしたが、空港から市内中心部までは、非常に簡単に行くことができます。いくつかルートがあり、バス「エアポート・エクスプレス」利用が最も早くて簡単そうでしたが、今回は到着当日に自転車ツアーを申し込んでいたので、「道が渋滞して遅延」という事態を避けるため、「路線バス→メトロ」で旧市街に向かうことにしました。

バス乗り場は、ターミナルの外に出て、横断歩道を渡った先にあります。

今回乗車することにしたのが「119」の路線バス。
このバスは、地下鉄A線の「Nadrazi Veleslavin駅」まで行きます。所要時間は約17分。

そこから地下鉄A線に乗れば、旧市街広場に最も近い「Staromestska駅」まで約9分です。

バス停にチケット売り場がありましたが、あいにく1000コルナ札しか持っていなかったため使えず。やってきたバスに乗り込んで、運転手さんから買おうとしたのですが、1000コルナ札を見せたら断られてしまいました。

仕方なく再びターミナル内に戻り、「METRO・TRAM・BUS」と書かれた切符売り場で買いました。

チェコでは、地下鉄・トラム・バスの切符が共通で、例えば90分有効の一回券を32コルナで購入すれば、最初に乗車しセルフ改札機で時刻を印字した時から90分間は、地下鉄でもトラムでもバスでも、乗り降りし放題です。

これが90分間有効の一回券。「90min(分)」と書かれています。

バスは2車両連結のロングタイプ。

乗り込んだところの柱に、こんなセルフ改札機があるので、そこに先ほど買った切符を挿入します。

ちなみにこの時は初めてだったこともあり、大きな間違いをしてしまいました。
チケットを挿入する向きです。

片側に三角形のマークがついているほうを突っ込まないといけないのに、逆を挿入してしまいました。それだと印字された日付・時間が切符自体の印刷と重なってしまい読み取れません。幸い検札はこなかったのでよかったのですが、もし来ていたらNGと言われてしまったでしょう。

バスの中はこんな感じでとてもきれい。

終点で降りると、乗客のほとんどがそのまま地下鉄駅に吸い込まれていきました。
緑色の看板に「Metro・A」と書かれています。

階段を下りたところにも切符売り場がありました。

空港で購入した90分1回券がまだ有効なので買う必要はありませんが・・・

画面をちょっと覗き込んでみると、チェコ語で何やらいろいろ書かれています。

30分・90分有効の一回券の他、24時間・72時間有効のチケットもあります。黄緑色のところは、上部イラストから判断するに、高齢者と子供でしょう。上部に「English」と書かれたところがあるので、それをタッチすればより解読できるようになります。

ここも改札は無人。
切符を買ったばかりの人は、黄色いセルフ改札機で日付・時刻を印字します。

多くの人は定期券を持っているそうで、何もせずポールの間を通過していきました。

「性善説ベースのシステムなんだなあ」

と感心してしまいましたが、実際はそういうことでもなく、検札がそれなり頻繁に回っていて、その時にちゃんと有効なチケットもしくは定期券を持っていないと、罰金がかなり高額なようです。

地下鉄のホーム。
実は2014年のガイドブックには、地下鉄A線のこの駅はまだ載っていません。ここ数年の間に作られた新しい駅なのでしょう。

地下鉄もピカピカです。
それはそうと、まだチェコに到着したばかりなので、ついつい目がいってしまうのが地元の方々の服装。

時は5月の中旬。
日本の関東だと4月上旬くらいの気温と言われて準備してきたのですが、長袖ジャケットを着ている人がいると思えば、半袖Tシャツの人、タンクトップの人までいて、これだけ見ると季節がまったくよくわかりません。

実感値としては、日本よりずっと暑かったです。

ひとりずつ分かれた椅子。
こういう地下鉄の座席は初めて見ました。

そして旧市街広場に最も近い「Staromestska駅」に到着。
エスカレーターで地上に上がると・・・

おおおっ!!!

いきなり現れた石畳の道、歴史感じさせる建物の数々。これぞプラハの旧市街!!!

もう、テンションマックスです。
いよいよチェコ旅行の始まりです!