日本大使館もあるミラマール地区を歩いていたところ、たまたま地球の歩き方でも紹介されているカーサ・パルティクラル「カーサ・マリチュウ」を発見。

チャイム鳴らして聞いてみたところ部屋空いているとのことだったので、３泊目の宿はここにした。

ホステルス・クラブ

世界各国のホステル・B&Bホテル専用予約サイトで、キューバのカーサ・パルティクラルも多数登録されている。私も１～２泊目のカーサ・パルティクラルはここを通じて予約した。予約時には10％のデポジットをクレジットカードで支払う。

ちなみにこれが政府公認の、外国人を泊めることができるカーサ・パルティクラルの印。旧市街や海沿いの建物など、玄関口に注意して見ているとこのマークだらけだ。

このマークの下に、そのカーサの名前（大抵は「誰々と誰々の家」という感じで夫婦の名前）が書いてあるところも多いが、新市街では特にないところが多く、チャイムのところについている表札で確認するしかない。

そしてびっくり。
料金は25CUC（3,125円）で、最初に泊まったカーサ・ヤラと変わらないのだが広い！
一組しか泊まれないが、一階の半分以上が、宿泊者用のスペースになっている。

まずここが入り口。

入るとそこは、キッチン＆ダイニング。

これは宿泊者専用でオーナーさんのキッチンやリビングは別にある。
鍋や食器も揃っており、近隣に巨大なスーパーマーケットがあるので、そこで食材を買ってくれば自炊もできる。

次の扉を開けるとそこがトイレ＆シャワールームになっており、そのさらに奥が寝室（トイレ・シャワールームが２つの部屋の間にあるという不思議な構造）。

ダブルベッド。

テレビ＆ビデオもついている。

そのさらに奥にオーナーさんのリビングやキッチンがある。

大通りに面した庭はこんな感じ。

自由に使っていいわよと言われた。

中庭にはカウンターバーまで作られていた。
ここでパーティーなどもやるのだろうか。私の実家近隣には日系ブラジル人の家族が結構住んでいて、大量の肉を買い込んではしょっちゅうパーティーをやる。そんな感じなのかもしれない。

オーナーのマリチュウさんとツーショット。
スペイン語しか話せないが、ジェスチャーなども交えて、スーパーの場所やらバス停やら教えてくれた。意外と通じるものだなあと。

上の階には長期滞在している日本人女性もいた。
一階もたぶん、長期住むのに十分なスペースだと思う。

大通りわたってすぐ、日本大使館があるビルの隣のビルには携帯電話会社ETECSAの支店があり、WiFiインターネットのプリペイドカードを１時間分4.5CUC（562円）で買うことができる。そのビルの中庭でインターネットを利用することも可能だ。実際、スーツ姿の人が何人かノートパソコンを広げていた。自分も一時間ほど利用したがスピードも早い。

歩いて10分程のところにはかなり大きなスーパーマーケットがある。
バスをランダムに乗り継いでハバナ市内をかなりあちこち走っているが、大きなスーパーや商店街的なところはまだ見ておらず、品数も乏しい小さな商店や配給所っぽいところがあるだけ。ミラマール地区のこのスーパーは大使館エリアならではかもしれない。

観光にはちょっと不便な場所だが、のんびり過ごすには悪くないカーサ。ただ蚊が少々多く、お借りした電熱ラケット式の蚊取り器だけでは全滅させるのに少々苦労したので、泊まるなら蚊取り線香的な何かを持参したほうがいいかもしれない。